最近、ハムスターやハリネズミなどの犬猫以外の哺乳類がペットとして人気を博しているのをご存知でしょうか。数いる哺乳類の中でも特に人気なのが、イタチ科に属するフェレットです。
胴長のフォルムでクリンとした瞳がなんとも愛らしい動物です。この記事ではフェレットの値段や販売元、里親制度、飼育上の注意点について詳しくまとめています。
フェレットの性格は?

フェレットはイタチの仲間です。性格はファーム(種類)ごとに異なりますが、日本でペットとしてポピュラーなフェレットはおとなしく穏やかな性格であることが多いです。
もともとは肉食の動物なので、噛み癖がつきやすい傾向にあります。また、体の大きいフェレットは強さを誇示するために少し凶暴な性格になりがちです。
犬同様にしつけをすることも可能ですが、難易度は高いですよ。フェレットの性格について詳しく知りたい方はこちらです。
フェレットの特徴は?

フェレットは脊索動物門(セキサクドウブツモン)脊椎動物亜門哺乳綱(ほにゅうこう)食肉目イヌ亜目クマ下目イタチ上科イタチ科に属します。
野生のヨーロッパケナガイタチを改良した動物がフェレットといわれており、ルネサンス期には飼育することが裕福な女性の間で趣味とされていました。毛皮用や狩猟用として捕獲されていた時代もありますが、現代ではペットとして飼われていますよ。
寿命:6〜8年
体重:0.8~1.5kg
フェレットの値段は?

値段
- 2〜10万円
フェレットの値段相場は2〜10万円と大きく差があります。ファーム(繁殖場)によって価格の設定が違いますし、毛色や種類によっても価格が変動しやすいからです。フェレットの値段について詳しく知りたい方はこちらです。
フェレットを飼いたい!販売元は?

フェレットは人気ペットなので、一般的なペットショップからお迎えすることができます。都内には「フェレット専門店」とよばれる、フェレットとその飼育グッズのみを取り扱っているお店もあります。
里親募集も盛んに行われています。里親募集サイト「ペットのおうち」では400匹以上のフェレットの里親が募集されていますよ。飼い主さんのペット像にマッチしたフェレットの選び方はこちらで確認できます。
フェレットを選ぶ!ファームとは?

日本で販売されているフェレットは9割型、ファームとよばれる特別な繁殖場で育てられています。マーシャルで育てられた「マーシャルフェレット」や、バズバレーで育った「バズバレーフェレット」が有名ですね。
大きなファームは16種類ほど確認されていますが、ファームごとに体型や特徴、毛色が違いますよ。日本でよくみかけるマーシャルやバズバレーは体が小さくて比較的おとなしい子が多いですが、カナディアンフェレットは筋肉質で体の大きな個体が多いです。
アンゴラフェレットは被毛が長いのが特徴的で性格が強めなので、飼育上級者向けのフェレットといえます。
以下にファームごとのフェレットの体型・特徴、毛色、日本での有名度を表でまとめました。
体型 | 毛色種 | 有名度 | |
---|---|---|---|
マーシャル | 細い | 多 | ☆☆☆ |
マウンテンビュー | 細い | 多 | ☆☆ |
バズバレー | がっちり | 多 | ☆☆☆ |
ルビー | がっちり | 少 | ☆ |
カナディアン | がっちり | 多 | ☆☆ |
ニュージーランド | がっちり | パンダのみ | ☆ |
アンゴラ | 細い | 少 | ☆ |
毛色はフェレットのかわいさを決定する大きな要素ですよね。日本でポピュラーなマーシャルフェレットとバズバレーフェレットは多くの毛色が認められています。フェレットの原産地、ファームについてはこちらで詳しく説明しています。
フェレットの飼い方は?
フェレットの飼育のコツ、必要な飼育グッズ、エサ、しつけ法、遊び方、におい対策など飼い方に関する情報をまとめています。
飼育する方法は?

フェレットを飼育する上で、「毎日かかせないお手入れ」と「定期的に必要なお手入れ」の2種類があります。
毎日かかせないお手入れは「ごはんやお水の用意」「飼育ケージの掃除」などがあてはまります。
定期的に必要なお手入れは「爪切り」「耳掃除」「歯磨き」などが当てはまりますよ。フェレットの飼育法について詳しくはこちらで確認できますよ。
飼うために必要な飼育グッズは?
フェレットの飼育には「ケージ」「エサ入れ」「水入れ」「トイレ」「敷き布」などが必要となります。また、「ブラシ」や「爪切り」などのお手入れグッズもあると便利です。
「おもちゃ」「洋服」「ハンモック」などフェレットの暮らしを彩るグッズも販売されておりおすすめですよ。詳しい飼育グッズについてはこちらを参考にしてください。
フェレットのエサは?

フェレットのエサは「動物性タンパク質30~40%、脂質20%、繊維質5%以下」が理想バランスとされています。水は水道水でも構いません。
エサを手作りをしている飼い主さんもいますが、「ネギ類」「イカやタコ」「チョコレート」「リンゴやバナナ」など与えてはいけない食べ物も存在します。
フェレットの体にはどんなエサが適していて、何を食べさせてはいけないのか。しっかり把握してあげることが大切です。
飲み水にもこだわるなら「bee mee nee」
「bee mee nee」は、天然の珪砂にイオン化した銀などを吹き付けて熱燃焼させたセラミックスの改水触媒です。
水道水に6時間浸けるだけで水の中に溶け込んでいる溶存酸素が分子状酸素へと変化、クラスターを小さくし活性化させる分子状酸素の働きで水道水が浸透力・溶解力・分解力・抗菌力・還元性のある水へと変化します。
bee mee neeの成分の1つである銀イオンが体臭悪化のサポートをしてくれるので、体臭や糞尿臭が気になりにくくなりますよ。1つの触媒で1日1リットル、約半年間の使用が可能なので1日あたりのコストは20円とコストパフォーマンスも抜群です。
フェレットのしつけは?
フェレットを飼育する上で「トイレのしつけ」と「噛み癖のしつけ」は必要です。
どちらもすぐに注意することが大切です。後から注意しても何が原因で怒られているのか、フェレットはわからないからです。
また、トイレの場所を間違えたり噛み付いたりする「原因」を探ることも大切です。それぞれの詳しいしつけ法はこちらを参考にしてください。
フェレットと仲良くする方法は?

フェレットが飼い主さんになつくまでの期間は約2ヶ月とされています。
その期間内ではいきなり体に触れようとせず、時間をかけて名前を覚えさせることに集中します。
また、フェレットの種類ごとになつきやすさは違います。一般的にマーシャルフェレットやマウンテンビューフェレットはおとなしい性格の子が多く、初心者でも仲良くなってくれやすいです。
フェレットの遊び方は?

フェレットは活動的で遊び好きな子が多いです。
飼い主さんに慣れてくれたら、できるだけ毎日ケージから出して遊んであげるようにしてください。
10〜20分程度、室内で遊んであげることをおすすめします。野外へ連れ出すこともできますが、色々と注意点がありますよ。フェレットとの遊び方、おすすめのおもちゃはこちらを参考にしてみてください。
フェレットの臭いの対処方法は?
フェレットは犬や猫とは異なる独特な臭い(ニオイ)がすることでも有名です。
主な臭いの原因は「臭腺」とよばれる器官にあり、野生のフェレットは臭腺からでる強烈な臭いでマーキングを行うのです。詳しいニオイ対策はこちらを確認してくださいね。
フェレットのかかりやすい病気は?

フェレットは「歯髄炎」「インフルエンザ」「副腎腫瘍」「尿石症」などの病気にかかりやすいです。
体の部位ごと、うんちの硬さ・色について病気の兆候を知っておけば、事前に対策したり早期治療が開始できたりします。
愛くるしいフェレットと共同生活を!

犬や猫を飼ってみたいけど世話が大変そう。犬猫以外の動物を飼育したい!
そんな飼い主さんにフェレットはおすすめのペットです。人になつきやすいため、初心者の方でも飼育しやすいですよ。ケージもさほど幅を取らないので、ペットOKのマンションでも飼育する人が増えてきています。
「臭いがキツイ」というイメージの方が多いかもしれませんが、シャンプーなどの体臭ケアによって臭いを軽減させることができますよ。上手なお風呂の入らせ方を覚えて、快適なフェレットとの生活を送ってあげてくださいね。