「ナチュラルナース」はオーストラリア原産のラム肉を主原料としたドッグフードです。
この記事では「ナチュラルナース」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
ドッグフード「ナチュラルナース」の評価の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「ラム肉」を使用しています。
ラム肉は高タンパク・低コレステロールで、犬に必要な必須アミノ酸のほとんどをバランスよく含む食材です。
鶏肉や牛肉などに比べL-カルニチンの量が多いため、脂肪燃焼を高めるほか、動脈硬化や血栓へのサポート的な対処が期待できます。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「玄米」「ガーリック」を使用しています。
玄米
玄米は、犬にとって苦手な植物性タンパク質を含む食材です。
小麦やとうもろこしに比べて消化吸収が良く、アレルギーを起こしにくい穀類に分類されますが、犬はもともと肉食動物なので、健康的な生育に穀類は一切必要ありません。
穀物が原因で、食べたフードを吐いてしまったり、下痢を起こしてしまったりする可能性があります。穀類アレルギーをもつ犬は特に注意する必要がありますよ。
ガーリック
ガーリック(にんにく)は玉ねぎなどと同じく、辛み成分の「硫化アリル」を含む植物です。
この成分は血中の赤血球を溶かしてしまうため、貧血などの中毒症状を引き起こし、最悪の場合死に至る場合もあります。
加工段階で硫化アリルを除去してあれば問題ありませんが、商品ページにそのような記載はありません。
ナチュラルナースに使用されているすべての原材料と成分表は「ナチュラルナースの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「サンフラワーオイル」「ローズマリーオイル」が使われているため、安心して与えることができます。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合「21.1%以上」と、成犬の基準は満たしているが子犬の基準は満たしていません。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「11.6%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
ドッグフード「ナチュラルナース」の基本情報は?
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | ナチュラルナース |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 2110円(税込) |
内容量 | 0.8kg |
カロリー | 400kcal/100g |
生産国 | オーストラリア |
販売元 | 有限会社エコ・プラン21 |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | ラム肉 |
穀物 | 玄米 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 1cm弱 |
問合せ先 | 0559-83-5166 |
ドッグフード「ナチュラルナース」の詳しい原材料と成分一覧は?

ナチュラルナースの原材料
※赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
主原料 | ラム肉 |
---|---|
その他原材料 | カンガルー肉、ミートエキストラクト(製造過程の加熱時に出る肉汁)、玄米、野菜類(アルファルファ・エンドウ)、ガーリック、ラム脂肪、酵母類、昆布、ビタミンA・C・D3・E・K・B1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、有機酸、カルシウム、リン、ソデュウム、銅、亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素、ユッカ、保存料(サンフラワーオイル、ローズマリーオイル) |
ナチュラルナースの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 20%以上 | 21.1%以上 |
粗脂肪分 | 11%以上 | 11.6%以上 |
粗繊維 | 6%以下 | 6.3%以下 |
水分 | 5%以下 | – |
粗脂肪量が11.6%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「ナチュラルナース」の保管方法は?

ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「ナチュラルナース」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 28g | 74円 |
2kg | 47g | 125円 |
3kg | 64g | 169円 |
4kg | 79g | 209円 |
5kg | 94g | 247円 |
6kg | 107g | 284円 |
7kg | 120g | 318円 |
8kg | 133g | 352円 |
9kg | 145g | 384円 |
10kg | 157g | 416円 |
15kg | 213g | 563円 |
20kg | 265g | 699円 |
30kg | 359g | 947円 |
40kg | 445g | 1175円 |
50kg | 526g | 1389円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ

シニア犬や肥満気味の愛犬に特におすすめしたいドッグフードです。
ナチュラルナースには低脂肪で低コレステロールな「ラム肉」「カンガルー肉」が使用されているため、栄養素をバランスよく摂取しつつ、カロリーを抑えることができます。
シニア犬や肥満気味の愛犬、鶏肉や牛肉アレルギーを持つ犬におすすめですよ。
ただ穀物を使用している分消化がしにくい点とAAFCOが定めるタンパク質の最低基準「22.5%以上」を満たしていない点が気になります。
成長ざかりの子犬には他の高タンパクかつグレインフリーのドッグフードがおすすめといえます。
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