「ネイチャーズロジック」は、犬が自然界で食べていた内容にできるだけ近いバランスを目指してつくられた、無添加のドッグフードです。
この記事では「ネイチャーズロジック ナチュラルチキンディナー」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
目次
ドッグフード「ネイチャーズロジック」の基本情報は?
商品名 | ネイチャーズロジック ナチュラルチキンディナー |
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分類 | 総合栄養食 |
定価 | 2170円(税込) |
内容量 | 1kg |
カロリー | 368kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から1年 開封後:1ヶ月 |
生産国 | アメリカ |
販売元 | 株式会社 LINKI’N FELLOWS |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | チキンミール |
穀物 | キビ |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 直径7~8mm |
ドッグフード「ネイチャーズロジック」の詳しい原材料と成分一覧は?
ネイチャーズロジックの原材料
主原料 | チキンミール |
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その他原材料 | キビ、鶏脂肪(混合トコフェロールで保存)、パンプキンシード、酵母、スプレードライチキンレバー、乾燥卵製品、アルファルファ濃縮物、モンモリロナイト、乾燥ケルプ、スプレードライラムプラズマ(ラム血漿成分)、乾燥トマト、アーモンド、乾燥チコリー根、乾燥人参、乾燥リンゴ、メンハーデンフィッシュミール、乾燥かぼちゃ、乾燥アプリコット、乾燥ブルーベリー、乾燥ホウレン草、乾燥ブロッコリー、乾燥クランベリー、パセリ、乾燥アーティチョーク、ローズマリー、乾燥きのこ、乾燥L.アシドフィラス菌発酵生成物、乾燥L.カゼイ菌発酵生成物、乾燥B.ビフィドゥム菌発酵生成物、乾燥E.フェシウム菌発酵生成物、乾燥B.コアギュランス菌発酵生成物、乾燥パイナップルエキス、乾燥アスペルギルス・ニガー発酵抽出物、乾燥アスペルギルス・オリゼー発酵抽出物、乾燥トリコデルマ・ロングブラキエイタム発酵抽出物 |
ネイチャーズロジックの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 36%以上 | 39.6%以上 |
粗脂肪分 | 15%以上 | 16.5%以上 |
粗繊維 | 5%以下 | 5.5%以下 |
水分 | 9%以下 | – |
粗脂肪量が16.5%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「ネイチャーズロジック」の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「チキンミール」を使用していますが、粗悪な原料である可能性があります。
チキンは高タンパクでリン・セレンなど免疫力を高める栄養素を豊富に含んだ食材ですが、ここで使用されているチキンミールは、肉のほかにも毛・ひづめ・内臓・歯などが混ぜられている可能性があります。
動物性タンパク源ではありますが、犬にとって不必要な肉以外の部位が使用されている可能性があります。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「キビ」を使用しています。
キビは、犬の苦手な植物性タンパク質を含む穀類です。
小麦やとうもろこしとは違い、消化しやすくアレルギーになりにくい穀類ですが、本来肉食動物である犬にとって必要のない食材です。
特に穀類に敏感な犬は、少量でも下痢や嘔吐を起こしてしまうので注意が必要ですよ。
ネイチャーズロジックに使用されているすべての原材料と成分表は「ネイチャーズロジックの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに酸化防止機能を持つ「ローズマリー」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合「39.6%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「16.5%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
ドッグフード「ネイチャーズロジック」の賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:製造から1年
- 開封後:1ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ドッグフード「ネイチャーズロジック」の保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「ネイチャーズロジック」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 30g | 67円 |
2kg | 51g | 112円 |
3kg | 69g | 151円 |
4kg | 86g | 187円 |
5kg | 102g | 221円 |
6kg | 117g | 254円 |
7kg | 131g | 285円 |
8kg | 145g | 315円 |
9kg | 158g | 344円 |
10kg | 171g | 372円 |
15kg | 232g | 504円 |
20kg | 288g | 625円 |
30kg | 390g | 847円 |
40kg | 484g | 1051円 |
50kg | 572g | 1242円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
主原料のチキンミールの品質が不確かであり、積極的にはおすすめしないドッグフードです。
主原料はドッグフードの栄養素を決める一番重要な原材料です。ネイチャーズロジックの場合、主原料に「チキンミール」という、チキンの肉と副産物をかき集めて粉状にした可能性のある原材料を採用しています。
「副産物」の内容がわからない以上、品質を判断することはできませんし、一般的には「○○ミール」とつく原材料は好ましくないとされています。
動物性タンパク質の含有率が高く、ビタミンやミネラルを食材や発酵物から補給ができるように栄養バランスが考えられた商品ですが、主原料の品質が不明確なことが懸念点といえます。
完璧な栄養バランスと最高クオリティの原材料のみを使用した「プレミアムドッグフード」を与えることがおすすめですよ。詳しくはこちらにまとめています。ネイチャーズロジック以外の無添加のドッグフードおすすめ3選はこちらで紹介してますよ。