「モアソフト」はセミモイストタイプのふっくらやわらかなドッグフードです。
セミモイストタイプのドッグフードの特徴はこちらの記事でまとめていますよ。
この記事では「モアソフト チキン アダルト」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
ドッグフード「モアソフト」の評価の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「鶏・鶏ササミ・鶏レバー」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「小麦粉」「脱脂大豆」「小麦たん白」「小麦ブラン」「大豆ペプチド」を使用しています。
モアソフトに使用されているすべての原材料と成分表は「モアソフトの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合「24.3%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「10.0%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
ドッグフード「モアソフト」の基本情報は?

※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | モアソフト チキン アダルト |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1944円(税込) |
内容量 | 600g |
カロリー | 311kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:1年間 開封後:1ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | アドメイト |
対応年齢 | 超小型犬、小型犬:10ヶ月以上 中型犬、大型犬:1才~ |
メイン食材 | 肉類(鶏・鶏ササミ・鶏レバー) |
穀物 | 小麦粉、小麦たん白、小麦ブラン |
酸化防止剤 | プロピレングリコール、ソルビン酸K、エリソルビン酸ナトリウム |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 直径1cm前後 |
問合せ先 | 0120-133-077 |
ドッグフード「モアソフト」の詳しい原材料と成分一覧は?

モアソフトの原材料
主原料 | 肉類(鶏・鶏ササミ・鶏レバー) |
---|---|
その他原材料 | 小麦粉、でんぷん類、脱脂大豆、砂糖、植物性油脂、小麦たん白、小麦ブラン、オリゴ糖、野菜類(トマト・にんじん)、大豆ペプチド、乳酸菌(ラクリス)、アマニ油、γ-リノレン酸、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、ミネラル類(カルシウム・リン・鉄・マンガン・亜鉛・銅・ヨウ素・コバルト・ケイ素)、膨張剤、リン酸塩(Na)、保存料(ソルビン酸K)、酸化防止剤(エリソルビン酸Na)、ビタミン類(A・B2・B12・D・E・コリン)、メチオニン |
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
ドッグフード「モアソフト」の成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 17.0%以上 | 24.3%以上 |
粗脂肪分 | 7.0%以上 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 1.0%以下 | 1.4%以下 |
粗灰分 | 7.0%以下 | 10.0%以下 |
水分 | 30.0%以下 | – |
粗脂肪量が10.0%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「モアソフト」の賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:1年間
- 開封後:1ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ドッグフード「モアソフト」の保管方法は?

ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「モアソフト」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 36g | 117円 |
2kg | 61g | 197円 |
3kg | 82g | 266円 |
4kg | 102g | 331円 |
5kg | 120g | 391円 |
6kg | 138g | 448円 |
7kg | 155g | 503円 |
8kg | 171g | 556円 |
9kg | 187g | 607円 |
10kg | 203g | 657円 |
15kg | 274g | 890円 |
20kg | 341g | 1104円 |
30kg | 462g | 1496円 |
40kg | 573g | 1856円 |
50kg | 677g | 2194円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ

栄養面では問題ありませんが、危険度の高い穀物や合成酸化防止剤などが含まれているため、あまりおすすめできないドッグフードです。
「小麦粉」「小麦タンパク」「小麦ブラン」は全て小麦由来の原材料です。小麦はアレルギー性が高く消化不良を起こしやすい穀物で、犬によっては少量与えただけでも嘔吐や下痢を起こす危険性があります。
愛犬の主食として与えるのであれば、穀類を使用していないドッグフードが理想ですよ。
pepy編集部がおすすめするグレインフリーのドッグフードはこちらの記事から確認いただけます。
「脱脂大豆」「大豆ペプチド」といった大豆由来の原材料も、犬にとって望ましくないものの1つです。フードに使われる大豆は栄養分を絞り取ったあとの繊維質であることが多く、消化しにくいため犬の体に負担がかかってしまうことがありますよ。
愛犬への影響を考えると、危険な原材料が使用されていない、安全性の高いフードを選ぶことがおすすめです。本フードよりも安い価格帯で安全なフードを購入することができるので、購入前にこちらの記事で他のドッグフードも確認してみてくださいね。