ミナミヌマエビは小さくて透明なエビです。大変飼育しやすくアクアリウム初心者から上級者まで幅広く愛されています。
この記事ではミナミヌマエビの飼育に必要な水槽や水温、水草、餌と混泳についてまとめました。
ミナミヌマエビの飼育、適切な水槽や水温は?
飼育環境
- 水槽
- フィルター
- 底砂
- ヒーター
- エアレーション
- 照明
ミナミヌマエビの飼育に適した環境を機材ごとにまとめました。
水槽
ミナミヌマエビを飼育する水槽は60cmサイズのものをおすすめします。繁殖力が高いので大きな水槽を選ばないと数か月で水槽が一杯になってしまうためです。
また、大きな水槽は水質の悪化スピードが遅いので、ミナミヌマエビがストレスを感じにくいというメリットもあります。水温は23~27度が適切です。
フィルター
エビは酸欠に弱いので、酸素供給がしっかりできるフィルターを選ばないと全滅してしまうことがあります。ろ過能力の高い上部式フィルターがおすすめですが、吸込口に目の細かいスポンジを取り付けることを忘れないでくださいね。
底砂
底砂は、水質を安定させ稚エビのエサとなる微生物を発生させてくれるソイルをおすすめします。ソイルは水質を6.5前後のpH(弱酸性)に調整してくれるので、使用している人も多いです。
ヒーター
水温が15度を下回ると動きが鈍くなり餌食いが悪くなるので、ヒーターも設置してください。夏場は高温による酸欠で死んでしまうこともあるので、ヒーターを切るのを忘れないよう注意してくださいね。
エアレーション
ミナミヌマエビに限らずエビ類は酸欠に弱いので、エアレーションを設置してあげてください。水温が高くなると水中に含まれる酸素が少なくなるので、酸欠を起こして死んでしまいます。
照明
タイマー機能のある照明もあると便利ですよ。照明を1日に数時間でも点灯してあげると水草の育ちが良くなります。水草の種類によりますが、ウィローモスのみなら1灯で大丈夫です。
ミナミヌマエビの飼育、水草や餌は?
水草
- ウィローモス
- マツモ
- アナカリス
餌
- 人工餌
ミナミヌマエビの飼育に適した水草は「ウィローモス」です。良い隠れ家であり伸びていく新芽の柔らかい部分が餌にもなる優れものです。
ウィローモス以外だと「マツモ」「アナカリス」などの成長の早い水草がおすすめです。メダカなどと混泳している場合は、メダカの食べ残しを食べてくれるので特別必要ありません。
また、繁殖を考えている場合は、卵や甲殻を作るのに必要なカルシウムが含まれた人工餌はあまり与えないようにしてくださいね。
ミナミヌマエビの飼育、混泳は大丈夫?
ネオンテトラなどの小型魚に限り混泳は可能ですが、生まれてきた稚エビが食べられてしまう可能性があるため繁殖を考えている場合はおすすめしません。
レッドチェリーシュリンプなどのミナミヌマエビ系のエビであれば混泳も可能ですが、交雑する可能性が。
大型の魚との混泳はできず、格好の餌食になってしまいます。繁殖させることを考えていない場合は、ネオンテトラやメダカ、ミニブッシープレコやタイガープレコが適しています。
手ごろな癒し空間を手に入れてみませんか?
ミナミヌマエビは飼育が簡単なので初めてペットを飼う方におすすめです。
放っておいても勝手に繁殖させることができ、繁殖させるうちに変わった色の子が生まれる事があったりと飽きることがありません。
小さい水槽の中で活発に動き回る可愛らしいエビに癒されること間違いなしです。