「シワシワの皮膚」「とても大きな耳」「レモン型の大きな目」が特徴的なスフィンクスはカナダで自然発生したヘアレスキャットです。
無毛と勘違いされやすいですが、うっすらと産毛が生えていますよ。人間が大好きでとても人懐こく人見知りもしない性格をしているので、初めて猫を飼う人にもおすすめできます。
この記事ではスフィンクスの販売価格や餌代など生涯にかかるお金をまとめました。
この記事でまとめたこと
スフィンクスの販売価格は?
子猫の価格
- 20万円
スフィンクスの子猫の販売価格は、20~25万円前後が多いです。
販売されている数は多くないですが、ペットショップや専門のブリーダーさんから入手することができますよ。
また、里親募集サイトで里親を募っていることもあります。気になる方はHPをチェックしてみてくださいね。
スフィンクスのおすすめキャットフードや餌代は?
おすすめキャットフード
スフィンクスは好奇心旺盛で活発なため比較的運動量が多い猫種です。中型猫に分類され、細く華奢に見える容姿をしていますが、実は強靭な筋肉の持ち主でもあります。その筋肉を維持するために良質なタンパク質の摂取は必要不可欠です。
また被毛がほとんどなく皮膚が露出しているため、皮膚疾患を発症しやすい猫種でもあります。そのため皮膚の健康維持をサポートしてくれる良質な脂質の摂取や食物アレルギーにも配慮されたキャットフードを選ぶことも重要となります。
カナガンはアミノ酸のバランスに優れ、ビタミンやリン、セレンなどの栄養素も多く含む骨抜きチキンがふんだんに使用されています。
他にも皮膚が弱いスフィンクスの皮膚の健康をいたわってくれる必須脂肪酸を豊富に含むサーモンオイルや、猫に多い泌尿器系疾患のケアに役立つクランベリーなどが配合されており、体の中から健康をサポートしてくれるおすすめのキャットフードですよ。
またグレインフリーにもこだわっているカナガンは、グルテンを含む小麦やトウモロコシなどの穀物を一切使用していない商品のため、穀物アレルギーを持つ愛猫への給餌にも適しています。
免疫力UPにオススメなキャットフードとその理由はこちらの記事から確認できます。
年間および生涯の餌代
年間の餌代
- 約48,000円
スフィンクスの1日あたりの給餌量は50g程度、月に約1.5kgと考えて計算すると、1ヶ月でおよそ3960円(※1)(※2)、年間では48,000円になります。しつけのご褒美におやつを与える場合は、年間で5,000~10,000円ほどの「おやつ代」が加味されます。
スフィンクスの寿命は12年前後なので、餌代は生涯で約58万円を見積もっておくようにしてくださいね。
※1. カナガンキャットフード公式ページの1日の給与量の目安表に基づく計算です。
※2. 定期コースを利用すれば、10%offの3,564円
スフィンクス、飼育環境を整えるのにかかる費用は?
準備しておくもの
- ケージ
- キャットタワー
- 食器類
- ケア用品
- トイレ用品
- 暑さ・寒さ対策グッズ
揃えておくと便利なもの
- キャリーバッグ
- おもちゃ
スフィンクスの飼育に必要なものは「ケージ」「キャットタワー」「食器類」「ケア用品」「トイレ用品」「暑さ・寒さ対策グッズ」などです。総額で4万円前後で揃えられますよ。
ケージ
スフィンクスは活発な一面があるので、2段や3段になっているタイプのケージがおすすめです。互い違いに棚板がついているので、ケージの中でも上下運動で楽しく遊ぶことが出来ます。
価格は1~1.5万円程度で購入できますよ。
キャットタワー
スフィンクスは筋肉質で運動能力も高いので、上下運動ができるキャットタワーは必ず用意してあげてくださいね。
安定感があり1.8m位の高さがあるキャットタワーであれば、1~1.5万円ほどで販売されていますよ。
食器類
食器類は100円で販売されているものでも問題ないですが、軽すぎるものは食事の時に動いてしまいストレスになるので底に滑り止めが付いたものがおすすめです。
水飲みは留守番中でも倒す心配のない給水ボトルタイプがおすすめです。価格は1000円程度で購入できますよ。
ケア用品
ケア用品として「ボディソープ」「爪とぎ・爪切り」を用意します。
スフィンクスは被毛がほとんどないのでブラッシングは必要ありませんが、シワの間に皮脂が溜まりやすいです。そのままにしておくと皮膚疾患の原因にもなるので、1日1回を目安に蒸しタオルで体を拭いてあげてくださいね。
スフィンクスには猫用のシャンプーではなく、低刺激で弱酸性のボディソープを使うようにしてください。ボディソープは1500円ほどで購入できますよ。
トイレ用品
猫用のトイレや猫砂は様々なものが販売されており、猫によって好みも違うので色々なものを試してみて最適なものを選んであげてくださいね。
トイレは3000円程度、猫砂は一袋500円ほどで販売されていますよ。
暑さ・寒さ対策グッズ
スフィンクスはヘアレスキャットなので、気温が高く紫外線が強くなる夏季や気温が低くなる冬季を苦手としています。
夏場にはクーラーや冷却マットを使ったり、冬場にはペット用ヒーターや洋服を着せる等の対策をして愛猫が快適に過ごせるようにしてあげてくださいね。
そのほか揃えておくと便利なもの
上記以外に揃えておくと便利なものが「キャリーバッグ」「おもちゃ」などです。
キャリーバッグは3000~5000円ほどで購入できますし、遠出するときや病院へ行く時などに必要になるので用意しておくと安心ですよ。
スフィンクスは遊ぶことが大好きなので、「猫じゃらし」や「ボール」などの一緒に遊べるおもちゃがおすすめです。5000円ほどで2~3つ購入できるのでぜひ揃えてあげてくださいね。
スフィンクスの飼育はどのくらいお金がかかる?
飼育にかかる合計費用
- 約135万円
スフィンクスの飼育にかかる初期費用として「子猫価格」「飼育環境の整備」を合わせた24万円程度を最低でも用意しておかなければなりません。
また、1年でかかる費用は「餌代」「医療費(ワクチン代など)」「ケア用品」を合わせて9万円程度かかります。スフィンクスの寿命は12年前後なので、生涯費用は132万円ほどかかると見積もっておく必要がありますよ。
親からの遺伝疾患である心臓病に気をつけたい猫種なので医療費を抑えるためにも「ペット保険」への加入をおすすめします。
スフィンクスとの生活を楽しむためにも、事前の準備はきちんとしておこう!
スフィンクスは初めて猫を飼うの人にもおすすめできる猫ですが、きちんと準備を整えておかないと愛猫に辛い思いをさせてしまうことにもなりかねません。
お互いが楽しい時間を過ごせるように、費用の見積もりなど最低限の事をしてから飼育を始めることが大切ですよ。