ヤマトヌマエビは水槽に生えた苔を食べて掃除してくれるエビとして有名です。熱帯魚と混泳させて飼育する人も多いですよ。この記事ではヤマトヌマエビの飼育について、餌や混泳、水温、水草の情報をまとめました。
ヤマトヌマエビの飼育、おすすめの餌や寿命は?

寿命
- 3年
餌
- 苔
- 他の熱帯魚の食べ残し
- ソーセージ
- ちくわ
- きゅうり
ヤマトヌマエビは水槽内の藻類や水垢、苔などを食べて水槽内の掃除役を担ってくれます。寿命は3年ほどで、自分よりも大きい熱帯魚がいると物陰に隠れ、「茶ゴケ」や「糸状藻」を食べます。
ヤマトヌマエビは雑食ですが、あまりたくさんは食べることができません。水槽内の苔を食べさせる目的で飼育する場合には、他の餌はほとんど与える必要がありませんよ。餌を与え過ぎると苔を食べなくなってしまうので、ヤマトヌマエビ用の餌は1週間に1回程度で構いません。
餌は市販されているエビ用の餌で十分ですが、「ソーセージ」や「ちくわ」「きゅうり」なども食べます。他の熱帯魚の餌の食べ残しもヤマトヌマエビは食べるので、混泳させている場合には完全に餌を与えていない飼い主さんもいますよ。
ヤマトヌマエビの飼育、混泳はできる?

混泳が向かない熱帯魚
- 金魚
- エンゼルフィッシュ
- ベタ
ヤマトヌマエビはメダカなどの小さい熱帯魚との混泳は可能ですが、淡水エビの中では獰猛な性格をしています。「小型カラシン類」「小型コイ類」「メダカ類」「コリドラス」「オトシン」などとの混泳がおすすめですよ。
混泳が向かない熱帯魚としては、ヤマトヌマエビが捕食されてしまう可能性のある口の大きな「金魚」や大型熱帯魚、どう猛な性格をしている「エンゼルフィッシュ」や「ベタ」などが挙げられます。中でも金魚との相性が悪いことは有名で、大きくなると確実に金魚の餌となってしまいますよ。
ヤマトヌマエビの飼育、水温や水質、水草は?

飼育環境
- 水槽:20~25℃
ヤマトヌマエビ飼育水槽の適温は20~25度です。また、ヤマトヌマエビは水質の変化に敏感なので特にpHなどの水質が急に変化する環境ではすぐに命を落としてしまいますよ。
水草は柔らかい葉を好んで食べます。「ロタラ系」や「ジャイアントアンブリア」「カボンバ」などがおすすめです。水草をレイアウトとしてヤマトヌマエビの水槽に生やしたい場合には「アヌビアス・ナナ」「ミクロソリウム」などの葉の硬い葉っぱを選ぶと良いです。
また「薬品」に弱い特徴があるので、魚用の薬品や水槽のある場所での殺虫剤などの使用はなるべく控えてくださいね。
水槽の掃除名人!

水槽で飼育できる淡水のエビとしては大型に分類されるヤマトヌマエビは、水槽内の掃除役として多くのアクアリストに愛されています。金魚をはじめとする口の大きな熱帯魚との混泳は向きませんよ。