セイブシシバナヘビは、イノシシのように反り返った口先が特徴的なヘビです。
オスは最大でも60cm前後ですが、メスは90~100cmほどまで成長しますよ。
この記事ではセイブシシバナヘビの種類、野生下での餌や天敵についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
セイブシシバナヘビの体色の種類は?

体色の種類
- クリーム色
- アルビノ
- スノー(アネリ)
- グリーン
- タフィベリー
セイブシシバナヘビの体色は「クリーム色」「アルビノ」「スノー(アネリ)」「グリーン」「タフィベリー」などがあります。
クリーム色
セイブシシバナヘビの一般的なカラーはクリーム色です。野生下でもカモフラージュしやすい体色で、褐色(やや黒みがかった茶色)の斑が35~40個程度入っていますよ。腹面は黒地で、黄色のまだら模様が不規則に並んでいます。
アルビノ
一般的なセイブシシバナヘビの体色から黒い色素がなくなったものをセイブシシバナヘビ・アルビノといいます。
アルビノのなかでも赤みが強いものはセイブシシバナヘビ・レッドアルビノと呼ばれますよ。
スノー(アネリ)
セイブシシバナヘビ・スノー(アネリ)は、一般のセイブシシバナヘビから黒色の色素と赤色の色素を除いた色合いをしていますよ。
グリーン
セイブシシバナヘビ・グリーンは緑色の色素が強くなった個体です。
アルビノにもひけを取らない人気がある体色ですよ。
タフィベリー
突然変異で生まれるセイブシシバナヘビ・タフィベリーは、黒色の色素を持たない個体のことをいいます。
黄色みのある下地にオレンジ色のまだら模様があるのが特徴ですよ。
セイブシシバナヘビの餌、野生化では何を食べている?

野生化での餌
- 小型両生類
- 小型鳥類
- 小型爬虫類
- 小型哺乳類
セイブシシバナヘビの食性は動物食です。
主に小型の「両生類」「鳥類」「爬虫類」「哺乳類」を捕食しますが、動物の死骸なども食べるので食性の幅が広いですよ。
唾液には神経を麻痺させる神経毒があるので捕獲した獲物を痺れさせてから、そのまま飲み込みます。大きいサイズの獲物は左右の顎の関節を外して丸飲みしますよ。締め付けて殺すことはせずに食いついてそのまま飲むのが特徴的ですね。
ちなみにセイブシシバナヘビの大好物は「カエル」です。カエルはネズミに比べて消化しやすく、消化能力の高くないセイブシシバナヘビでも食べやすいからだと言われていますよ。
セイブシシバナヘビの天敵はいる?

天敵
- 存在しない
セイブシシバナヘビには特定の天敵は存在しません。
ただ、臆病なヘビなのでピンチに陥ると死んだふりをする事がありますよ。体を硬直させ、口を大きく開けてひっくり返る「擬死行動」をとります。口から食べ物を吐き出したり、血をたらしたり、さらには痙攣したりなど、はったりの名人とも呼ばれるほどの腕前ですよ。
敵に対して威嚇するときは、呼吸の息と気管を使って「シャー」や「プシャー」という音を出します。
ペットとしての人気が高まってきている!
近年、ペットとしての人気が高くなってきているのがセイブシシバナヘビです。
コーンスネークやポールパイソンと違って昼行性なので紫外線を当てる必要がありますが、飼いやすいですよ。
臆病な性格なのでかみつくことは滅多にないですが、獲物を食べる時に間違ってかむこともあるので気をつけて飼育を楽しんでくださいね。