「プラチナムナチュラル」は、水を一切加えない無水調理でつくられているドッグフードです。主原料に新鮮なチキンを70%も使用し、犬の生食に近いバランスを再現しているようです。
消化性に優れたタンパク質を使用しており、お腹の敏感な愛犬だけでなく、アレルギー体質な愛犬にも配慮されている優しいドッグフードだと言えます。
そんなプラチナムナチュラルのドライフード成犬用チキンを、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。
目次
- 1 プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの基本情報は?
- 2 プラチナムナチュラルドッグフードの評判は?インスタをチェック
- 3 プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの詳しい原材料と成分一覧は?
- 4 プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの4つのこだわり
- 5 プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの賞味期限は?
- 6 プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの保管方法は?
- 7 プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの評価の内訳は?
- 8 プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
- 9 編集部まとめ
プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの基本情報は?

商品名 | プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキン |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1,800円(税込) |
内容量 | 1.5kg |
カロリー | 355kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から18ヶ月 開封後:1ヶ月 |
生産国 | ドイツ |
販売元 | 株式会社PLATINUM |
対応年齢 | アダルト(3kg~) |
メイン食材 | フレッシュチキンミート |
穀物 | 米粉・トウモロコシ・トウモロコシミール |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 5mm |
100%ヒューマングレードの原材料で作られている、全犬種に対応したドッグフードです。栄養価が高く、アレルギーに配慮されたレシピがポイント。
ペット先進国であるドイツ産で、無水調理にもこだわっています。
プラチナムナチュラルドッグフードの評判は?インスタをチェック
アレルギー反応改善に期待して購入。食いつきは良し!
吐き戻しが減って毛並みが良くなってきたかも?
肉感強め?価格的にメインのごはんにしても良さそう
プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの詳しい原材料と成分一覧は?

プラチナムナチュラルの原材料
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
主原料 | フレッシュチキンミート(70%) |
---|---|
その他原材料 | 米粉、チキン脂肪、トウモロコシ、チキンミール、トウモロコシミール、加水分解チキン、甜菜の糖蜜、乾燥リンゴ、サーモンオイル、コールドプレスアマニ油、コールドプレスオリーブ油、ムラサキエキス、マリアアザミの種子, 粉末ウイキョウ, サルサパリラの根、セロリー、アーティチョーク、キンレンカ、カモミール、タンポポ、粉末リンドウ、ユッカ, 塩化カリウム |
プラチナムナチュラルの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 26.0% | 31.7% |
粗脂肪分 | 16.0% | 19.5% |
粗繊維 | 2.0% | 2.4% |
粗灰分 | 6.9% | 8.4% |
水分 | 18.0% | – |
粗脂肪量が19.5%と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの4つのこだわり
4つのこだわり
- 全犬種に対応した完全食
- 消化性に優れた高品質タンパク質を使用
- 100%ヒューマングレードの原材料
- 麦&グルテンフリー
全犬種に対応した完全食
プラチナムナチュラルは全犬種に安心して与えられる、コンプリートドッグフード(完全食)です。新鮮な水とドッグフードで必要な栄養素を補える、総合栄養食と同じ位置づけです。
栄養価が高く、愛犬の健康をサポートしてくれるドッグフードです。
消化性に優れた高品質タンパク質を使用
プラチナムナチュラルのタンパク源は、乾燥チキンタンパク質と加水分解チキンタンパク質が使われています。
加水分解をすることで消化率が上がり、タンパク質によるアレルギー反応を軽減する効果にも期待できます。
これらを煮込んで加工しているので、お腹の敏感な愛犬やアレルギー体質な愛犬にも配慮されています。
100%ヒューマングレードの原材料
原材料のチキンやトウモロコシ、米など、すべて100%ヒューマングレード(人間が食べられる安全な品質)のものが使われています。
愛犬に安心して食べてもらうためにも原材料の品質は気になるところですが、プラチナムナチュラルなら基準はクリアしていそうです。
麦&グルテンフリー
アレルギーの原因になりうる麦やグルテンが使われていません。
アレルギーを持っていなくても長期的な摂取で反応が出る可能性があり、あらかじめリスクを回避するためにもグルテンフリーのドッグフードを検討するのもおすすめです。
プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの賞味期限は?

賞味期限
- 開封前:製造から18ヶ月
- 開封後:1ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの保管方法は?

ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの評価の内訳は?

主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「フレッシュチキンミート」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「米粉」「トウモロコシ」「チキンミール」「トウモロコシミール」「塩化カリウム」を使用しています。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「プラチナムナチュラルの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
人口添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合、「31.7%」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合、「19.5%」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
プラチナムナチュラルドライフード成犬(アダルト)用チキンの体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?

体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 32g | 38円 |
2kg | 53g | 64円 |
3kg | 72g | 87円 |
4kg | 89g | 108円 |
5kg | 105g | 127円 |
6kg | 121g | 146円 |
7kg | 136g | 163円 |
8kg | 150g | 181円 |
9kg | 164g | 197円 |
10kg | 177g | 213円 |
15kg | 240g | 289円 |
20kg | 298g | 359円 |
30kg | 404g | 486円 |
40kg | 502g | 603円 |
50kg | 593g | 712円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
主原料以外の原材料が適切と言い切れないので、おすすめできないドッグフードです。
チキン由来の主原料が70%以上も使用されているため、十分なタンパク質と脂質を摂取できるフードといえます。
副原料に関して、「チキンミール」と「穀類」を使用していることがおすすめできなポイントになります。
わざわざ主原料であるフレッシュチキンミートと分けて記載するということは、鳥の爪や羽など副産物を多く含んでいる可能性があります。
また穀類の中でも、特に犬の体に良くないとされる「とうもろこし」が使用されており、消化不良やアレルギーの原因になる可能性もあります。
穀物不使用の「グレインフリー」ドッグフードを与えることをおすすめしますよ。
原材料を総合的に分析すると、愛犬にとって「適切」とはいえません。
本フードは1.5kgで1800円ですが、2kg4000円で最高品質のドッグフードが購入できます。少し奮発して、こちらの記事で紹介しているドッグフードを一度試してみてください。