EVO(エボ) はイノーバエボが提供する、高タンパクで良質なキャットフードです。
この記事では「EVO(エボ) キャットフード ターキー&チキン」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子猫(離乳~1歳)」と「成猫(1歳以上)」に分けて、それぞれ100点満点にて行っています。
キャットフード「エボ」を評価
エボ(EVO)の総合得点
- 95点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子猫 | 成猫 | |
主原材料 評価 | 30/30点 | 30/30点 |
その他原材料 評価 | 35/40点 | 35/40点 |
合成酸化防止剤不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
人工添加物不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
タンパク質量 |
5/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 95/100点 | 95/100点 |
キャットフード「エボ」の得点の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「七面鳥肉」を使用しているため、30点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「鶏肉粉」「サーモン粉」「エンドウ豆」を使用しているため35点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「エボ(EVO)の詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ので10点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ミックストコフェロール」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていないので10点となります。
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合、「55.6%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「24.4%以上」と、子猫・成猫の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
キャットフード「エボ」の基本情報は?
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | EVO(エボ)キャットフード ターキー&チキン |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1979円(税込) |
内容量 | 1kg |
カロリー | 392.2kcal/100g |
生産国 | アメリカ |
販売元 | 株式会社ケイエムテイ |
メイン食材 | 七面鳥肉 |
穀物 | 不使用 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
配達までの期間 | 販売終了 |
1kgあたりの価格は1979円とかなり安いキャットフードです。
キャットフードの安さの秘密や、コスパの良い食品の見抜き方はこちらの記事にまとめています。
キャットフード「エボ」の詳しい原材料と成分一覧は?
エボ(EVO)の原材料
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
主原料 | 七面鳥肉 |
---|---|
その他原材料 | 鶏肉、鶏肉粉、タピオカスターチ、鶏脂肪、ニシン、エンドウマメ繊維、サーモン粉、天然香料、塩化カリウム、リンゴ、卵、ニンジン、メンハーデンオイル、エンドウマメ、クランベリー、アルファルファスプラウト、カボチャ、トマト、カッテージチーズ、乾燥チコリ根エキス、ミネラル類(亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、DL-メチオニン、ビタミン類(塩酸ベタイン、ナイアシン、A、硝酸チアミン、パントテン酸カルシウム、リボフラビン、β-カロテン、B12、D3、ビオチン、塩酸ピリドキシン、葉酸)、タウリン、アスコルビン酸、ビタミンE、乳酸菌類、ローズマリーエキス、酸化防止剤(ミックストコフェロール) |
クランベリーには「キナ酸」という成分が豊富に含まれており、膀胱炎のケアが期待されている食材です。避妊後の愛猫にもおすすめされていますよ。膀胱炎におすすめのキャットフードはこちらの記事、避妊後のおすすめキャットフードはこちらの記事にまとめています。
エボ(EVO)の成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 50%以上 | 55.6%以上 |
粗脂肪分 | 22%以上 | 24.4%以上 |
粗繊維 | 2.5%以下 | 2.8%以下 |
粗灰分 | 8.6%以下 | 9.6%以下 |
水分 | 10%以下 | – |
キャットフード「エボ」の保管方法は?
キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「エボ」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
キャットフード「エボ(EVO)」は多少品質が不明な原材料が含まれていますが、栄養バランスが考えられたキャットフードです。
また、エボは穀物と合成添加物を全く使用していない「グレインフリー」かつ「無添加」の商品です。
グレインフリーについてはこちら、無添加についてはこちらの記事から詳しい説明を確認いただけます。
穀物や人工添加物は愛猫の目ヤニや涙やけの原因にもなります。詳しい理由はこちらの記事から確認できます。
粗脂肪が多いフードなので、食べさせ過ぎには注意してくださいね。
100種以上のキャットフードの原材料を分析してたどり着いた「安全性最高ランク」のキャットフードはこちらの記事で紹介していますよ。
エボ以外のアメリカ産のキャットフードはこちらの記事から確認できます。