「メディファス」は上質のおいしい素材を使用し、必要なすべての栄養素をバランスよく配合したキャットフードです。
この記事では「メディファス 1歳から チキン味」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子猫(離乳~1歳)」と「成猫(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
目次
キャットフード買うならこれで決まり!
おすすめ15選を徹底分析
100種類ものキャットフードの安全性を比較!これを与えれば間違いなしのおすすめ15選をご紹介します。
その他キャットフードにまつわるお役立ち情報も満載!
キャットフード「メディファス」の口コミは?
良い口コミと悪い口コミそれぞれ分けて評価しています。
良い口コミ
以前尿結石気味だと言われてから、療養食とこちらの餌を混ぜながらあげていました。
値段も安く済むし、猫も残さず食べています。
味もメディファスのなかで何種類かあり、体に合わせたものを選ぶことができるのでこれからも重宝します。
無気力
出典:Amazon「メディファス 1歳から チキン味 1.5kg(250g×6)」
3匹の猫で2ヶ月ほど持ちます。
これに変えてから毛並みが良くなりフケも出にくくなりました。
この量でこのお値段はかなりお得!
Hal
出典:Amazon「メディファス 1歳から チキン味 1.5kg(250g×6)」
良い口コミでは「大好評」「残さず食べる」「安い」といった声が見られました。
本フードした食べない子や、しっかり食べきってくれる子など、食いつきが良い印象を感じます。
手頃な価格を高く評価している方も多くみられました。コスパのよいキャットフードなので、家計を圧迫することなく長く続けられるようですね。
悪い口コミ
猫様の好き嫌いがあると思うんですが、うちのにゃんずは最初よかったものの途中でしょっちゅう吐かなくなりました。それも全員。
保管状態のせいなのか、製品のせいなのかわかりませんが、残りを全て破棄して別のものに変えたら吐かなくなりました。怖いしお金の無駄になりそうなので、リピしません。
わがしや
出典:Amazon「メディファス 1歳から チキン味 1.5kg(250g×6)」
匂いがちょっと鼻にツンとくる
他の種類と比べると匂いがきつい、ねこさんのオシッコと便の匂いもきつくなる。
鈴木
出典:Amazon「メディファス 1歳から チキン味 1.5kg(250g×6)」
レビューが悪くないなと思ったので、少し変えてみたんですが、まず餌の臭いが気持ち悪いです。不安だなと思いながら与えてみたところ、愛猫は下痢が始まり、吐くようになりました。前の餌に戻したら止まったので、うちの猫には合わなかったです。6キロも頼んでしまい、後悔しています。餌を変えるならば、まずはお試しした方がいいです。あんな短期間で下痢と嘔吐した餌は初めてでしたので、オススメはできません。
らら
出典:Amazon「メディファス 1歳から チキン味 1.5kg(250g×6)」
悪い口コミでは「吐いてしまう」「においがキツイ」「下痢をした」という声が見られました。
とくに「吐いてしまった」という声は少し多いように感じました。
原因はわかりませんが、本フードをやめて従来のフードを与えると収まるという声がいくつか見られましたので、本フードに使用される原材料が、愛猫と合わないのだと考えられます。
飼い主さんによっては口コミレビューの良い評価を見て、多く購入してしまったという方も。
多少お金がかかっても、少ない量から試してから購入することで、無駄にならなくてすむかもしれません。
口コミのまとめ
全体的には評価の良いフードだという印象を感じました。
そのもっともな理由としては、お手頃な価格であることと、食いつきが良いという点です。
食い付きに関しては、愛猫の好みによって変わります。なので必ず良いというわけでもないでしょう。
下部尿路の健康を維持するキャットフードなので、愛猫の尿石が気になる方は、一度使用してみてもいいかもしれませんね。
悪い口コミでもあったように、何かしらの症状が出た場合はすぐに使用を中止してくださいね。
キャットフード「メディファス」の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源ではない「穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を1つも使用していないかどうかを評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「肉類(ミートミール、チキンミール)」「油脂類(動物性油脂)」「魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源)」を使用しています。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「メディファスの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛猫の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ローズマリー抽出物」「ミックストコフェロール」が使われています。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
猫はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子猫:30.0%以上
- 成猫:26.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合、「33.3%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子猫:9.0%以上
- 成猫:9.0%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合、「13.3%以上」と子猫・成猫の各基準を満たしています。
キャットフード「メディファス」の基本情報は?
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | メディファス 1歳から チキン味 |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 1036円(税込) |
内容量 | 1.5kg |
カロリー | 380kcal/100g |
賞味期限 | 開封後:1ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | ペットライン株式会社 |
対応年齢 | 1歳から |
メイン食材 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール) |
穀物 | とうもろこし、コーングルテンミール |
酸化防止剤 | ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 1cm |
問合せ先 | 0120-572-285 |
キャットフードの安さの秘密や、コスパの良い食品の見抜き方はこちらの記事にまとめています。
キャットフード「メディファス」の詳しい原材料と成分一覧は?
メディファスの原材料
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
主原料 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール) |
---|---|
その他原材料 | 肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂)、豆類(おから)、魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源、フィッシュエキス)、糖類(フラクトオリゴ糖)、卵類(ヨード卵粉末)、シャンピニオンエキス、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、トリプトファン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
「フラクトオリゴ糖」はお腹の健康を維持し、便秘など健康リスクの低減につながると考えられています。愛猫の便臭が気になる方にもおすすめですよ。
便秘対策のキャットフードについてはこちらの記事、便臭対策のキャットフードについてはこちらの記事で詳しく確認頂けます。
メディファスの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 30%以上 | 33.3%以上 |
粗脂肪分 | 12%以上 | 13.3%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 4.4%以下 |
粗灰分 | 9%以下 | 10%以下 |
水分 | 10%以下 | – |
粗脂肪量は12%と控えめなキャットフードです。
おすすめの低カロリーキャットフードはこちらの記事、ダイエット用キャットフードはこちらの記事にまとめています。
キャットフード「メディファス」のメリットとデメリットは?
- 下部尿路のケアができる
- 価格が安い
- 商品のラインナップが豊富
- 原材料に不安が残る
- 穀物の使用が多い
本フードは「下部尿路」の健康ケアを考えて作られたキャットフードです。尿石をできにくくするため、マグネシウムやカルシウム、リンなどのミネラルバランスが調整されています。
価格もお手頃なので、愛猫の尿路トラブルをコスパ良くサポートしたいと考えている方にはオススメです。
多頭飼いなどの方にも利用しやすいでしょう。商品のラインアップは豊富にあり、年齢にあわせてミネラルバランスが調整されていますので、愛猫に合った商品が見つけやすいと思います。
デメリットとしては、原材料の質や情報に不安が残るという点です。主原料はとうもろこしなどの「穀類」であり、猫にとってアレルギーの原因となりやすい食材と言われています。
肉類は「ミート」とつくものが多く、品質管理は徹底されているものの、産地などの詳しい情報はありません。そのため、質には疑問を感じるところです。
これらのデメリットを理解したうえで、「原材料は特に気にしない」という方であれば、利用してみてもいいかもしれませんね。
キャットフード「メディファス」の賞味期限は?
賞味期限
- 開封後:1ヶ月
キャットフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
キャットフード「メディファス」の保管方法は?
キャットフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
キャットフード「メディファス」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 22g | 15円 |
2kg | 37g | 26円 |
3kg | 50g | 35円 |
4kg | 63g | 43円 |
5kg | 74g | 51円 |
6kg | 85g | 59円 |
7kg | 95g | 66円 |
8kg | 105g | 73円 |
9kg | 115g | 79円 |
10kg | 124g | 86円 |
15kg | 168g | 116円 |
20kg | 209g | 144円 |
30kg | 283g | 196円 |
40kg | 352g | 243円 |
50kg | 416g | 287円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成猫のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
キャットフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛猫に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
キャットフード「メディファス」の購入方法は?
公式サイトでの通販は行っていませんでしたが、「Amazon」「楽天市場」などの大手通販サイトでは取り扱いが確認できました。
ペットショップでも購入が可能ですので、実際に商品を確認してから購入されたい方は、お近くの店舗に問い合わせてみて下さい。
お客様相談室に問い合わせれば、取り扱い店舗を紹介してもらえるようなので、お店を確認したい方は公式サイトから問い合わせてみましょう。
編集部まとめ
主原料に穀類を使用しているので愛猫の体に合わず、おすすめできないキャットフードです。
猫は穀類に含まれる植物性タンパク質を消化できない動物なので、メディファスに関わらず主原料に穀類を使用しているキャットフードは避けるべきです。
穀物や人工添加物は愛猫の目ヤニや涙やけの原因にもなります。詳しい理由はこちらの記事から確認できます。
メディファスのように必要最低限の栄養素は満たしているキャットフードでも、穀類を使用している時点で他のキャットフードに切り替えるべきなのです。
穀類不使用(グレインフリー)のキャットフードはこちらの記事にまとめていますよ。
メディファスはリンを含んでいます。リンの役割やメリット、おすすめの商品はこちらの記事で紹介しています。
メディファスは療法食に当てはまります。療法食のキャットフードの選び方や気をつけるポイントはこちらの記事にまとめています。
メディファス以外の国産のキャットフードはこちらの記事から確認できます。