「メディコート」はPetlineが製造するドッグフードです。
この記事では「メディコート アレルゲンカット1歳から6歳までの成犬用」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
編集部おすすめドッグフード
買いやすさ | 1日あたりコスト |
---|---|
定期購入割引 まとめ買い割引 |
207円 |
※コストは1日あたりの価格を「体重5kgの去勢・避妊済の成犬」を想定して計算しました。
ドッグフード「メディコート」の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源でない「穀類」を使用しています。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「フィッシュミール」「フィッシュエキス」「動物性油脂」を使用しています。
フィッシュミール、フィッシュエキス
ミールとは肉を乾燥させて粉末状にし、かつ脂肪分を取り除いたものを指します。
エキスとはタンパク質や脂肪分を半消化状態にしたもので、旨味成分を含むため味付けとして使われます。
本フードでは、どちらとも「フィッシュ」というあいまいな表記なため、どの魚なのかを判断することができません。「サーモン」「カツオ」などきちんと明記しているフードもあるため、注意すべき点です。
動物性油脂
フィッシュミールなどと同じく、どの肉の油脂を使用しているのか判断できません。「チキンオイル」など肉の名称があるものの方が望ましいです。
メディコートに使用されているすべての原材料と成分表は「メディコートの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ローズマリー抽出物」「ミックストコフェロール」が使われていますよ。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合「19.4%以上」と、成犬の基準は満たしていますが子犬の基準には達していません。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「10.0%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
ドッグフード「メディコート」の基本情報は?
商品名 | メディコート アレルゲンカット1歳から6歳までの成犬用 |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 2808円(税込) |
内容量 | 3kg |
カロリー | 330kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から1年半 開封後:1ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | PETLINE |
対応年齢 | 成犬1~6歳 |
メイン食材 | 穀類(米、米粉、米ぬか) |
穀物 | 米、米粉、米ぬか |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 9mm前後 |
問合せ先 | 0570-20-1655 |
配達までの期間 | 1週間程度(Amazon) |
ドッグフード「メディコート」の詳しい原材料と成分一覧は?
メディコートの原材料
主原料 | 穀類(米、米粉、米ぬか) |
---|---|
その他原材料 | 魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源、フィッシュエキス、フィッシュコラーゲン)、油脂類(動物性油脂、ライスファットカルシウム、ガンマ-リノレン酸)、種実類(ゴマ粉末)、糖類(フラクトオリゴ糖)、グルタチオン酵母、シャンピニオン、ブドウ種子エキス、ビタミン類(A、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、C、コリン)、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
メディコートの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 17.5%以上 | 19.4%以上 |
粗脂肪分 | 9.0%以上 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 | 4.4%以下 |
粗灰分 | 8.5%以下 | 9.4%以下 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量が10.0%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「メディコート」の賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:製造から1年半
- 開封後:1ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ドッグフード「メディコート」の保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「メディコート」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 34g | 32円 |
2kg | 57g | 54円 |
3kg | 77g | 73円 |
4kg | 96g | 90円 |
5kg | 113g | 107円 |
6kg | 130g | 122円 |
7kg | 146g | 137円 |
8kg | 161g | 152円 |
9kg | 176g | 166円 |
10kg | 191g | 179円 |
15kg | 259g | 243円 |
20kg | 321g | 301円 |
30kg | 435g | 408円 |
40kg | 540g | 506円 |
50kg | 638g | 598円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
アレルギーに配慮していること、国産であること、合成酸化物を使用していない「無添加」という点で信頼感はあるが、粗悪な原材料が多く含まれているドッグフードです。
無添加のおすすめドッグフードはこちらの記事からご確認いただけます。
使用されている原材料は、確かにアレルギーの原因になりにくいものばかりですが、「穀物」はそもそも犬が消化できない食材です。フードをカサ増しする原因にもなり、含有量が多いほど、1グラムあたりの栄養価が下がるのです。
メディコートは穀類を「主原料」にしている結果、タンパク質含有率がAAFCOの基準に達していません。
ダイエット中の愛犬にタンパク質を抑えたドッグフードを与えたいのであれば、プレミアムドッグフードを量を少なめにして与えるほうが栄養バランスが保たれるのでおすすめです。
- ドッグフードの作り方
- おすすめの選び方
- 安全なドッグフード
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