「ランミール」は日清ペットフードが販売するドッグフードです。
この記事では「ランミール ビーフ&バターミルク味」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ100点満点にて行っています。
ドッグフード「ランミール」を評価
ランミールの総合得点
- 33点(100点中)
内訳 | 得点/配点 | |
---|---|---|
子犬 | 成犬 | |
主原材料 評価 | 0/30点 | 0/30点 |
その他原材料 評価 | 15/40点 | 15/40点 |
合成酸化防止剤不使用 | 10/10点 | 10/10点 |
人工添加物使用 | 0/10点 | 0/10点 |
タンパク質量 |
0/5点 | 5/5点 |
粗脂肪量 | 5/5点 | 5/5点 |
合計得点 | 30/100点 | 35/100点 |
※総合得点は「(幼犬の合計得点+成犬の合計得点)÷2」で算出しています(小数点未満四捨五入)。
ドッグフード「ランミール」の得点の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用している場合、満点(30点)と評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源ではない「穀類」を使用しているため、0点となります。
その他原料の評価
原材料表を参考に、全原材料のうち粗悪な原材料が含まれる割合を考慮し、減点しています。粗悪な原材料を1つも使用していない場合、満点(40点)と評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「チキンミール」「ミートミール」「チキンパウダー」「動物性油脂」「大豆ミール」「フィッシュミール」「ビートパルプ」を使用しているため15点となります。
本フードに使用されているすべての原材料と成分表は「ランミールの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ので10点となります。
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ローズマリー抽出物」が使われていますよ。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
不使用の場合、満点(10点)と評価しています。
本フードの場合、「食用黄色5号」「食用赤色102号」「食用赤色3号」「香料」が使用されているため0点となります。
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「20.0%以上」と、成犬の基準は満たしていますが子犬の基準は満たしていないため、幼犬は0点、成犬は5点となります。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしている場合、満点(5点)と評価しています。
本フードの場合「8.9%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしているため、どちらも5点満点となります。
ドッグフード「ランミール」の基本情報は?
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | ランミール ビーフ&バターミルク味 |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 2160円(税込) |
内容量 | 8kg |
カロリー | 330kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造より1年6ヶ月 |
生産国 | 日本 |
販売元 | 日清ペットフード |
メイン食材 | 穀類(小麦粉/とうもろこし/ホミニーフィード/小麦ふすま/中白糠/コーングルテンミール/脱脂米糠) |
穀物 | 小麦粉/とうもろこし/ホミニーフィード/小麦ふすま/中白糠/コーングルテンミール/脱脂米糠 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 食用黄色5号/食用赤色102号/食用赤色3号/香料 |
粒の大きさ | 12mm |
問合せ先 | 03-5282-6470 |
配達までの期間 | 1週間程度(Amazon) |
ドッグフード「ランミール」の詳しい原材料と成分一覧は?
ランミールの原材料
主原料 | 穀類(小麦粉/とうもろこし/ホミニーフィード/小麦ふすま/中白糠/コーングルテンミール/脱脂米糠) |
---|---|
その他原材料 | 肉類(チキンミール/ミートミール/チキンパウダー)/油脂類(動物性油脂)/豆類(大豆ミール)/魚介類(フィッシュミール)/ビートパルプ/オリゴ糖/アルファルファ/パプリカ/ビール酵母/乳類(ミルクパウダー)/グルコサミン/ミネラル類(カルシウム/リン/ナトリウム/塩素/ヨウ素/亜鉛/銅)/ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)/食用黄色5号/食用赤色102号/食用赤色3号/香料/酸化防止剤(ローズマリー抽出物) |
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
ランミールの成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 18.0%以上 | 20.0%以上 |
粗脂肪分 | 8.0%以上 | 8.9%以上 |
粗繊維 | 5.0%以下 | 5.6%以下 |
粗灰分 | 8.0%以下 | 8.9%以下 |
水分 | 10.0%以下 | – |
粗脂肪量が8.9%以上と控えめなドッグフードです。
おすすめの低脂肪ドッグフードはこちらの記事、ダイエット用ドッグフードはこちらの記事にまとめています。
ドッグフード「ランミール」の賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:製造より1年6ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ドッグフード「ランミール」の保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「ランミール」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 34g | 10円 |
2kg | 57g | 16円 |
3kg | 77g | 21円 |
4kg | 96g | 27円 |
5kg | 113g | 31円 |
6kg | 130g | 36円 |
7kg | 146g | 40円 |
8kg | 161g | 44円 |
9kg | 176g | 48円 |
10kg | 191g | 52円 |
15kg | 259g | 71円 |
20kg | 321g | 87円 |
30kg | 435g | 118円 |
40kg | 540g | 147円 |
50kg | 638g | 173円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
「ランミール」という名前の通り「ミール」が大量に使用されているドッグフードです。犬の健康的な発育においてはおすすめできません。
チキンミール、ミートミール、チキンパウダー、フィッシュミールなど、含まれる動物性タンパク質にはすべて「ミール」か「パウダー」が使用されています。
純粋な肉以外に食用ではない部位が含まれる「可能性」があるのがミールやパウダーです。品質が不透明なためおすすめできません。
また主原料に「穀類」を使用している点も減点の対象です。犬が消化できない原材料をもっとも多く含んでいるドッグフードということになるからです。
8kgで2160円と驚くほど安いことが本フードの特徴ですが、その分粗悪な原材料で製造コストを抑えているのです、
粗悪原料が一切含まれない「プレミアムドッグフード」をなるべく選んであげてください。こちらの記事では、中でもオススメなドッグフードをまとめています。
- ドッグフードの作り方
- おすすめの選び方
- 安全なドッグフード
- グレインフリーのドッグフード
- 無添加のドッグフード
- オーガニックのドッグフード
- 国産のドッグフード
- ダイエット用ドッグフード
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