「インスティンクト」は生肉をフリーズドライ加工して作られた、グレインフリーで高タンパクなドッグフードです。
本記事では「ローブースト リアルチキン」を、含まれる原材料や成分から徹底評価しています。評価は「子犬(離乳~1歳)」と「成犬(1歳以上)」に分けて、それぞれ行っています。
目次
- 1 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」とは?
- 2 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の評価の内訳は?
- 3 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の基本情報は?
- 4 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の詳しい原材料と成分一覧は?
- 5 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の口コミ、飼い主さんから評判は?
- 6 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」のおすすめな犬と飼い主は?
- 7 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の賞味期限は?
- 8 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の保管方法は?
- 9 ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
- 10 編集部まとめ
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ドッグフード「インスティンクト ローブースト」とは?
「インスティンクト」とは、ネブラスカ州リンカーンに自社工場を持ち、北米で唯一食品安全評価及び品質認証を取得したペットフード会社です。
特徴を以下にまとめてみました。
- ✓食材は、独自開発した加工技術と熱を加えない超高圧殺菌処理HPPで調理
- ✓獣医大学と動物栄養学者が共同で開発した
- ✓原材料の調達から配送まで、自社工場で行われている
- ✓食品は、人間の食品と同じ基準で製造されている
- ✓厳選した生の食材を使用
- ✓野菜や果物は、遺伝子組み換えをしていない
- ✓小麦・トウモロコシ・大豆・じゃがいもは不使用
- ✓合成着色料・保存料・香料は不使用
- ✓添加物は天然由来のものを使用
少し細かくなっていしまいましたが、品質や加工工程、食材についても細かい情報が明記されており、安心できる印象です。
ここからは、詳しくみていきましょう。
ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の評価の内訳は?
主原料評価
動物性タンパク質を使用しているかどうかを評価しています。
本フードの場合、主原料に動物性タンパク源である「チキンミール(グルコサミンとコンドロイチンの供給源)」を使用しています。
主原料のチキンは、ホルモン剤や抗生物質不使用の放し飼いで育てられたチキンを使用と、公式サイトに明記されていました。
その他原料の評価
粗悪な原材料を使用していないかどうかと評価しています。
本フードの場合、粗悪原料である「エンドウ豆」「サーモンミール」「カボチャの種」「塩化コリン」「塩化カリウム」「塩」を使用しています。
インスティンクトに使用されているすべての原材料と成分表は「インスティンクトの詳しい原材料と成分一覧は?」にてまとめています。
合成酸化防止剤
合成酸化防止剤とは人工的に合成された化学物質のことで、愛犬の体に悪影響を及ぼしかねない危険なものです。そんな合成酸化防止剤が使用されていないかを評価しています。
本フードの場合、合成酸化防止剤が使用されていない(原材料表に合成酸化防止剤の名称がない)ことが確認できました。
ここでは、代わりに天然の酸化防止剤である「ビタミンE」「ローズマリーエキス」が使われているため、安心して与えることができます。
人工添加物(着色料、着香料、発色剤など)
犬はにおいで食べ物を判断するため、着色料や発色剤はほとんど意味を成しません。着香料が使われているのも、粗悪な食材をごまかそうとしているためかもしれません。
ほとんどが石油や化学物質でできているので、与え続けると犬の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
そんな人工添加物が不使用であるかどうかを評価しています。
本フードの場合、これらの人工添加物が使用されていませんでした。
タンパク質
AAFCO最低基準
- 子犬:22.5%以上
- 成犬:18.0%以上
AAFCOが定めるタンパク質(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうか評価しています。
本フードの場合「40.7%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
粗脂肪
AAFCO最低基準
- 子犬:8.5%以上
- 成犬:5.5%以上
AAFCOが定める粗脂肪(乾燥重量比)の最低基準を満たしているかどうかを評価しています。
本フードの場合「22.2%以上」と、子犬・成犬の各基準を満たしています。
ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の基本情報は?
※赤字で示した部分がペットにとって「好ましくない」といえる原料です。
商品名 | ローブースト リアルチキン |
---|---|
分類 | 総合栄養食 |
定価 | 6600円(税込) |
内容量 | 1.8kg |
カロリー | 443kcal/100g |
賞味期限 | 開封前:製造から1年半 開封後:1ヶ月 |
生産国 | アメリカ |
販売元 | 株式会社インスティンクト・ジャパン |
対応年齢 | 全年齢 |
メイン食材 | チキンミール |
穀物 | 不使用 |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 直径10~12mm |
ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の詳しい原材料と成分一覧は?
「インスティンクト ローブースト」の原材料
主原料 | チキンミール(グルコサミンとコンドロイチンの供給源) |
---|---|
その他 原材料 |
チキン、タピオカ、ヒヨコ豆、エンドウ豆、サーモンミール、卵、チキン脂肪(混合トコフェロールとクエン酸で保存)、フリーズドライチキン、ドライトマトポマス、サーモンオイル、フリーズドライチキンレバー、ナチュラルフレーバー、カボチャの種、モンモリロナイトクレイ、フリーズドライチキンハート、ビタミン(ビタミンEサプリメント、L-アスコルビル-2-ポリリン酸塩、ナイアシンサプリメント、チアミン硝酸塩、d‐パントテン酸カルシウム、ビタミンAサプリメント、リボフラビンサプリメント、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンB12サプリメント、葉酸、ビタミンD3サプリメント、ビオチン)、ニンジン、リンゴ、クランベリー、塩化コリン、塩化カリウム、ミネラル(亜鉛タンパク質、鉄タンパク質、銅タンパク質、マンガンタンパク質、亜セレン酸ナトリウム、エチレンジアミン)、L-カルニチン、ウコン、塩、乾燥昆布、ブルーベリー、乾燥乳酸菌バチルス・コアギュランス、ローズマリーエキス |
赤字で示した部分がペットにとって「粗悪」といえる原料です。
「インスティンクト ローブースト」の成分分析値
成分名 | 成分含有率 | 乾燥重量比 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 37%以上 | 40.7%以上 |
粗脂肪分 | 20.5%以上 | 22.5%以上 |
粗繊維 | 4%以下 | 4.4%以下 |
粗灰分 | – | – |
水分 | 10%以下 | – |
ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の口コミ、飼い主さんから評判は?
海外での口コミが多くみられ、全体的に評価が高い印象でした。
やはり主原料がお肉だからなのか、「食いつきが良い」という声が1番多かったように感じました。
ドッグフード「インスティンクト ローブースト」のおすすめな犬と飼い主は?
本フードは、100%フリーズドライにしたものと、ドライフードの粒をフリーズドライの粉末でコーティングしたものが混ざっています。
「生」にこだわり栄養素を壊さない加工方法を意識するだけでなく、フードの粒にまでこだわりが伺えます。
また、「グレインフリー」のドッグフードは、代替として「じゃがいも」を使用するものが多いのですが、本フードはその「じゃがいも」も使われていません。
じゃがいもにアレルギーを起こしてしまう犬にも安心して使用できますね。
以上からおすすめな犬と飼い主さんをまとめてみました。
- ✓穀物アレルギーがある犬
- ✓じゃがいもにアレルギーがある犬
- ✓運動量の多い犬
- ✓ドッグフードにお金をかけられる人
- ✓栄養素の高いドッグフードを探している人
「インスティンクト」は、安全なものを様々な地域から調達しています。
飼い主さんによっては、どこのものを使っているのか気になる方もいますよね。
公式では原材料の調達について質問があれば、詳細を知らせてくれるそうですよ。
購入前に疑問に思うことがあれば、ぜひ利用してみてください。
ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の賞味期限は?
賞味期限
- 開封前:製造から18ヶ月
- 開封後:1~2ヶ月
ドッグフードの賞味期限は、あくまでも目安です。
保管方法によっては記載の賞味期限よりも早く品質の低下が進んでしまうことがあるので、購入後は早めに使い切るようにしてくださいね。
ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の保管方法は?
ドッグフードは、封を切った瞬間から湿気を吸収し酸化が始まります。開封後はしっかりと密閉し、空気に触れる時間をできるだけ短くすることがポイントです。
また、温度や湿度の変化も品質低下の原因になります。「直射日光が当たらない」「涼しくて風通しが良い」場所で保管するようにしてくださいね。
詳しい保管方法やおすすめの保存用グッズは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
ドッグフード「インスティンクト ローブースト」の体重ごとの目安給餌量、1日あたりの価格は?
体重 | 目安給餌量 | 1日あたりの価格 |
---|---|---|
1kg | 25g | 92円 |
2kg | 42g | 155円 |
3kg | 57g | 209円 |
4kg | 71g | 260円 |
5kg | 84g | 307円 |
6kg | 96g | 352円 |
7kg | 108g | 395円 |
8kg | 119g | 437円 |
9kg | 130g | 477円 |
10kg | 141g | 517円 |
15kg | 191g | 700円 |
20kg | 237g | 869円 |
30kg | 321g | 1178円 |
40kg | 399g | 1461円 |
50kg | 471g | 1728円 |
目安給餌量は「避妊・去勢済の成犬のカロリー必要量÷本フードのカロリー×100」で算出、1日あたりの価格は「目安給餌量×価格÷内容量」で算出しています。
ドッグフードの目安給餌量は、ライフステージや活動量などで計算方法が異なります。愛犬に合った目安給餌量の計算方法などはこちらで紹介しています。
編集部まとめ
タンパク質含有率が約40.7%(乾燥重量比)と高タンパクなドッグフードです。少量でも十分な栄養を補給できるので、「成長期の愛犬」「活発な愛犬」などに適していますよ。
さらに、インスティンクトは穀物と合成添加物を全く使用していない「グレインフリー」かつ「無添加」のドッグフードです。
グレインフリーについてはこちら、無添加についてはこちらの記事から詳しい説明を確認いただけます。
主原料に「チキンミール」が使用されている点が気になります。その他原料に「チキン」と明記されているので、肉以外の副産物も一緒にミールにしている可能性が高いと推測することができます。
高脂肪・高カロリーなので、与えすぎによる肥満に注意したいですね。肥満は重大な疾患を引き起こすリスクがあるため、必ずパッケージ記載の給餌量を守るようにしてください。ダイエットが必要な愛犬におすすめのドッグフードはこちらです。ぜひ参考にしてくださいね。
1日あたりの値段が若干高めです。本フードより安い300円台でプレミアムドッグフードを購入可能ですので、ぜひこちらの記事で他のドッグフードも確認してみてくださいね。
- ドッグフードの作り方
- おすすめの選び方
- 安全なドッグフード
- グレインフリーのドッグフード
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