猫の食事、良質なキャットフードの選び方や与え方は?

猫に与える餌やキャットフードなどの食べ物は、猫の健康を保ったり、寿命を伸ばしたりするのに大きく影響します。安価で粗悪なキャットフードを与え続けたことにより愛猫が体調を崩し、病院代や手術代などでかえって出費が増えたというのは良くある話なのです。

この記事では、猫の餌、キャットフードの選び方や手作り食の与え方、猫に与えてはいけない食べ物についてまとめました。

 

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キャットフードには4種類ある

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名称 人間でいうと
総合栄養食 バランス定食
一般食 おかず
療法食 病気療養中の食事
間食 おやつ

キャットフードには主に上記の4種類に分類されます。基本的に、総合栄養食で食事全体の80%程度を占めるのが理想です。それぞれの詳細や特徴、用途をみていきましょう。

 

総合栄養食…猫が必要とする栄養素を全て含むフード

適切な量を摂れば、水と総合栄養食だけで健康を維持できるように作られています。愛猫の毎日の主食には総合栄養食と表記されたキャットフードを選ぶのが好ましいです。

日本(ペットフード公正協議会)では米国資飼料検査官協会(AAFCO)の基準を採用しています。

プレミアムフードとは?

総合栄養食の中にはプレミアムフードと呼ばれるものがあります。プレミアムフードとは、具体的な定義はないですが、一般的に無添加・グレインフリーで、人間でも食べられるほどの質の高い(ヒューマングレード)キャットフードのことです。

プレミアムフードと名乗るために必要な資格や基準は存在しないので、メーカーの完全自己申告制です。低品質な商品であるにもかかわらず、販売促進のためにプレミアムフードとうたっているものもある可能性があるので、以下で紹介するような選び方をおさえて、自分の目で確認する必要があります。

 

一般食…猫に必要な栄養素を一定の基準で満たしたフー

一般食は、缶詰やレトルトに多く、人間でいう「おかず」のような存在です。総合栄養食や手作り食に足りない栄養素を補う目的で使用するのが基本です。

一般食のみを与えていては栄養が偏ってしまうので、総合栄養食中心に食事を考え、あくまでも栄養を補助する目的で一般食を用いるようにしてください。

 

療法食…特定の病気に対する食事療法のためのフード

療法食は病気を食事でのケアするために栄養が調整されたフードです。食事療法食や特別療法食など、様々な呼び方があります。

各々の病気や症状に合わせて有効成分が調整されており、治療や症状の軽減を目的として作られていますよ。

薬ではないので薬事法などで流通を制限されることがなく、普通のキャットフードと同じ扱いなので獣医師の診察を受けなくてもホームセンターの店頭やインターネットで購入は可能です。

しかし、病気の程度や段階によって必要な栄養バランスは変わってくるので、飼い主さんの独断だけで選んでしまうとかえって状況が悪化してしまう恐れもあります。詳しくは以下の記事でも紹介していますが、療法食の使用は獣医師さんの指示をあおぐようにしてください

 

間食(おやつ)

朝夕2回の食事のほかに、愛猫に足りていない栄養を補うためにあげたり、ごほうびとしてあげたり飼い主さんが多いようです。煮干しやかつおぶし、チーズなど様々なラインナップがあります。

人間でもそうですが、おやつだけでは栄養が偏ってしまいます。食事は総合栄養食を中心に与え、おやつはしつけのごほうびやコミュニケーションの一環で与える程度に調整することがおすすめです。

 

ドライとウェット、どっちがいいの?

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ドライ ウェット
賞味期限 (1~2ヶ月) ×(開封後1日)
水分量 ×(10%程度) (70%程度)
コスト (安め) ×(高め)
人工添加物の有無 ×(少なめ) (多め)

ウェットタイプは食いつきがよく食事と同時に水分補給もできるのでとても使いやすいですが、ドライタイプに比べるとコストパフォーマンスは悪く保存のための人工添加物が多く使われている傾向があります。

ドライタイプはがりがりとかみ砕いて食べるのであごが鍛えられたり、歯肉を刺激して口内の健康を維持したりするメリットがあるので、ベースはドライタイプを選び、必要に応じてウェットフードを使うようにするといいですね。

 

キャットフードを選ぶときに確認したい7つの基本ポイント

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キャットフードを選ぶときに最低限おさえておきたいポイントは、こちらの7つです。はじめてキャットフードを選ぶ方やこれまで明確な基準をもたずにキャットフードを選んでいた方は、これらの基準を確認してから愛猫に与えるキャットフードを選んでみてください。

「プレミアムフード」「獣医師のおすすめ」という記載があったとしても、基準を満たしていないフードはおすすめできません。愛猫の健康のためにも、口コミや評判に流されず自分で基準を持って選べるといいですね。

以下では、それぞれのポイントの詳細と見極め方を解説していきます。

 

ポイント1:タンパク質と脂質が豊富か

子猫 成猫
粗タンパク質 30.0%以上 26.0%以上
粗脂質 9.0%以上 9.0%以上

出典:Wikipedia「AAFCO猫用飼料栄養基準

タンパク質は血液・筋肉・皮膚・被毛・免疫系などをつくる「すべての生命の基本」ともいえる栄養素で、脂質は生命活動のエネルギー源として働く栄養素です。

どちらも猫の健康的な生活において欠かすことのできない栄養素であるため、AAFCO(米国飼料検査官協会)の定める、猫の生育に最低限必要な栄養水準(乾燥重量比※)を満たすキャットフードを選ぶことをおすすめします

最低基準を下回ってしまうと生育が滞ってしまったり、身体機能に支障をきたしてしまったりする可能性が考えられるため、キャットフードを選ぶ際には特に注意したいポイントです。

キャットフードのカロリー計算方法や炭水化物についてはこちら

※乾燥重量比:フード中に含まれる水分量を除外して計算した成分値の割合のことを指します。フード記載の保証値÷(100‐水分量)で算出します。

 

ポイント2:粗悪な原材料が入っていないか

材料名の例

  • 肉類、穀類
  • ミートミール、肉粉
  • 肉副産物、バイプロダクツ
  • 動物性油脂
  • ビートパルプ

原材料表を確認したときに、「ミール」「肉類」「動物性油脂」など、どの種類の肉や脂肪が使用されているのかがわからない原材料が書いてある場合は好ましくありません。決して良いとはいえない品質を隠すために、あえてあいまいな表記をしていることも考えられるからです。

なかには廃棄用のくちばしや骨、4Dミートなど、人間でも食べない低品質な部位や肉が一緒に混ぜられている可能性があります。

「鶏むね肉」「牛レバー」「鶏脂」など、一目見ただけでどんな動物のどんな部位を使っているのかがわかるキャットフードが望ましいです。原材料に自信を持っているからしっかりと記載している、とも考えられます。

キャットフードの有害成分、農薬の影響について

 

ポイント3:有害な添加物が入っていないか

有害な添加物の例

  • BHT
  • BHA
  • エトキシキン
  • 亜硝酸ナトリウム
  • 合成着色料(赤色102号、黄色5号など)

ドライフードの場合、おすすめできないフードには有害な添加物がたくさん入っています。原材料に香料や着色料、pH調整剤が入ってるフードは避けましょう。

酸化防止剤は、ローズマリーや緑茶の抽出物などの天然成分であれば問題ありません。ただ、BHAやBHT、没食子酸プロピルと書かれている酸化防止剤は有害なので、これらが入っていないかもあわせて確認してください。

キャットフードに含まれる添加物については、こちらの記事で詳しくまとめています。

キャットフードが赤いのはなぜ?

キャットフードが赤いのは、心理的に人間が赤い色の食べ物をおいしそうに感じることから付けられています。

猫には色の識別はむずかしいので、猫にとってメリットはなく、不要な添加物を口にするというデメリットしかありません。着色されていない、素材の色をしたキャットフードを選んであげてくださいね。

 

ポイント4:賞味期限が長すぎないか

ドライフードは1~2ヶ月程度、ウェットフードは開封から1〜2日で食べられるものを選んでください

賞味期限は、キャットフードの安全性を類推する1つの手段になります。賞味期限が極端に長いフードは、原材料表に記載されていなくても強力な合成酸化防止剤などが多く入っていることもあるので、避けた方が好ましいですよ。

 

ポイント5:原材料表の1番目が肉類かどうか

原材料表は使用割合の多い順から記載するという決まりがあるので、先頭に記載されている原材料名は「そのキャットフードのなかで最も多く使われている原材料」ということを意味しています。

上の項目でも述べた通り、猫に最も必要なのはタンパク質と脂質です。肉類にはこれらが豊富に含まれているので、効率的な栄養補給を考えて肉類が原材料の1番目にきているキャットフードが望ましいです

穀物(とうもろこし、小麦、米など)が先頭に記載されているキャットフードもありますが、猫は肉食動物なので肉類に含まれる「動物性」のタンパク質を与えた方が効率的に分解・吸収することができます。

穀物が一切使われていない「グレインフリー」のキャットフードも販売されていますよ。

 

ポイント6:国産よりも外国産

ペットの本場は欧米なので、外国産のキャットフードの方が国産のキャットフードに加えてこだわりや厳格な安全基準を持って作られている傾向にあります。

もちろん、国産のフードにも良質なものはありますが、外国産のフードほどのこだわりや安全基準をもたずに製造されているものが多い傾向にあります。「日本の国産製品の品質は高い」という一般論は、ペットフードには通用しないのです。

日本のキャットフードに関する法設備についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

原産国が中国のものには気をつけたい

20014年頃、中国産の原材料が使用されたドッグフードを口にしたことにより、1000匹以上の犬が死亡するという悲しい事件が起こりました。外国産とはいっても、ペットフードの基準には厳格な欧米のものを選びたいですね。

 

ポイント7:愛猫がアレルギーを持つ原材料は避ける

現段階で愛猫に食物アレルギーがある場合は、アレルギーを引き起こす原材料が含まれていないキャットフードを選ぶようにしてください

愛猫に食物アレルギーがあるかどうかは、動物病院の血液検査によって把握することができます。ショック症状など予期せぬ事態に遭わないためにも、一度受けてみるのがおすすめですよ。

猫にとってアレルギー反応を起こしやすい原材料の例として、「穀物(特に小麦、とうもろこし)」「牛肉」「魚」などが挙げられます。

アレルギー対策におすすめのキャットフード5選

 

ライフステージ(幼猫・成猫・シニア猫)に合わせたキャットフードの選び方

餌 ドッグフード
タンパク質 脂質 カロリー
子猫 高め 高め 高め
成猫 高め 適度 適度
避妊・去勢後 高め 低め 低め
老猫 適度 適度 適度

どの年齢・ライフステージ問わず必要な栄養素は変わりませんが、消化・吸収機能は年齢によって変わります。以下で詳しく見ていきましょう。

 

子猫(離乳後~)

成長期である子猫はより多くの栄養素を必要とする段階であり、この頃に必要なエネルギーは成猫の3倍ともいわれています。十分な栄養を摂取するために、高タンパク高カロリーのキャットフードが最適です。

栄養面はもちろんのこと、あごの筋力を鍛えられることなどのメリットがあるため、与えるキャットフードはドライタイプがおすすめです。

ただし、離乳したてであごの筋肉が発達していない場合は、ドライタイプだと硬くてかみ砕けないこともあります。そんなときはぬるま湯でふやかして与えるか、ウェットフードを混ぜて与えるなどすると良いかもしれません。

 

成猫(1歳~)

成長期が終わった成猫は、必要なエネルギー量が減るために子猫時と同じ栄養バランスだと太ってしまう可能性があります。子猫用のキャットフードを与えている場合は、このタイミングで別のものに切り替えるのが良いですね。

タンパク質はしっかりと摂りつつ、脂質やカロリーは抑えられたキャットフードがおすすめです。

成猫用やシニア猫用など年齢別専用のキャットフードも販売されていますが、穀物などの割合を増やすことによってカロリー調整しているものもあるので注意が必要です。

キャットフードを頻繁に変えるとストレスになってしまうので、全年齢用のキャットフードを、給餌量を調整することで栄養摂取量をコントロールする方法がおすすめです。

 

避妊・去勢後の猫

避妊や去勢を経た猫は、生殖行動に関係する消費カロリーがなくなるために太りやすくなる傾向があります。

そのため、肥満対策のために脂質やカロリーが控えめのキャットフードがおすすめです。ただし、体をつくるもとになるタンパク質はしっかりと摂るようにしてください。

 

シニア猫(7歳~)

7歳ごろからはシニア猫と呼ばれるステージに入ります。人間と同様、高齢になるほど病気や健康面でのリスクが高まるため、それに応じた食事内容にしてあげるのがベターです。

タンパク質、脂質、カロリーともに高すぎるものを避け、適度に摂取できるものが好ましいです。

また、年齢を重ねると咀嚼力が衰えたり、消化機能が弱くなったりする傾向があるため、硬いドライタイプのキャットフードを与えることは必ずしも正しいわけではありません。

食べにくそうなしぐさを見せた場合は、ぬるま湯でふやかして与えるなど工夫をするか、ウェットタイプに切り替えるなどの対処が必要です。

 

目的別のキャットフードの選び方

グレインフリーから探す

肉食の猫にとって穀物は消化することはできますが、消化器官へ負担がかかることが指摘されています。

消化不良や食物アレルギーを起こしてしまう可能性があるので、消化吸収のしやすさを考慮して穀物の一切使用していないグレインフリーを選ぶ飼い主さんが多くいらっしゃいます。

グレインフリーのキャットフードは価格が高い傾向がありますが、太りにくいなどのメリットがあるのでおすすめです。

グレインフリーのおすすめキャットフードと選び方

 

無添加・オーガニックから探す

無添加・オーガニックとは人工添加物が含まれておらず、天然由来の成分のみで構成されているキャットフードのことをいいます。

人工添加物は発がん性や染色体異常などが報告されているものもあるため、使われていない方が安全です。オーガニックならば品質も高いので、安心して与えることができますね。

無添加で安心、おすすめのキャットフード

 

肥満対策・ダイエット目的で探す

太った猫も可愛らしいですが、肥満の状態を放っておくと猫の生活習慣病や重大な疾患につながってしまう恐れがあります。

ダイエットをするならば、特にグレインフリー(穀物不使用)のキャットフードを選ぶのがおすすめです。穀物には炭水化物が多く含まれているので、肥満の原因になりやすいためです。

ダイエット用のキャットフードも販売されていますが、カロリーを抑えるあまり穀物を大量に使用しているという場合もありますので原材料表は必ず確認することがおすすめです。

ダイエットにおすすめのキャットフードと選び方

 

 

子猫・成猫・シニア猫別のキャットフードの選び方をもっと詳しく

 

100種類以上から選ぶおすすめキャットフードはこれ!

女性 猫 アピール

7つのポイントを踏まえた、pepy編集部がおすすめするキャットフードはこちらです。

「とにかくいいキャットフードはどれか知りたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

おすすめ1. モグニャンキャットフード

モグニャンキャットフード

上記でキャットフードの選びの7つのポイントをご紹介しましたが、すべてクリアしているおすすめは、モグニャンキャットフードです。

モグニャンは原料の65%が新鮮な白身魚。白身魚は高タンパクで消化吸収率が高く、チキンやラムに比べて低脂肪なのが特徴です

もちろん、猫の体の負担になりやすい穀物は一切使用しておらず、良質なタンパク質源としてサツマイモが使われています。猫が本来必要な栄養素を、体に負担をかけることなく摂ることができますよ

また、アンチエイジングが期待できるポリフェノールを含むリンゴ、皮膚や粘膜の健康維持に役立つカロテンを含むカボチャなどが使われており、タンパク質以外の栄養もバランスよく含まれているのも嬉しいポイントです。

さらに人工の添加物や香料を一切使用せず、厳選した素材そのものの風味をギュッと凝縮することで猫の大好きな香りと味わいを追求しています。袋をあけた瞬間の香ばしい魚の香りは、愛猫の食欲も誘ってくれます。

せっかく体にいいものを選んでも、食いつきが悪かったり、食が細かったりという理由で食べてくれない愛猫に、ぜひ試していただきたいキャットフードですよ。

赤ちゃんからシニア猫までオールステージ対応なので生涯にわたって猫の健康を考える飼い主さんにもおすすめです。

主原料 白身魚
穀物 不使用
合成添加物 不使用
賞味期限 開封後3ヶ月
内容量 1.5kg
価格 通常:3960円(税抜)
定期:3564円(税抜)

 

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
通常購入時(円) 75 126 171 212 250 287 322 356 389 421 570 707 958 1189 1405
定期購入時(円) 60 101 137 169 200 230 258 285 311 336 456 566 766 951 1124
※成猫期を想定した場合

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※定期購入の初回価格が半額になるキャンペーンです。

詳しくは、「モグニャン公式サイト」をご確認ください。

モグニャンについてさらに詳しくまとめた記事はこちらです。

 

おすすめ2. カナガンキャットフード

カナガンキャットフード

カナガンは、原材料の一つひとつにこだわり抜いたキャットフードで、ペット先進国であるイギリスで開発されています。もちろん上記の7つのポイントをしっかり押さえた最高級品質のキャットフードです。

カナガンの評価のポイントは、生肉など動物性タンパク質が全体の70%も含まれていること。人間でも食べられる高品質なチキン生肉が主原料として使われており、本来猫が必要とする栄養をしっかり摂ることができます。

チキンは良質なタンパク質はもちろん、ビタミンやリン、健康を維持するセレンなどが豊富に含まれていますよ。

動物性タンパク質以外には、野菜やハーブ、海藻などの厳選した素材をブレンド。食物繊維が豊富なサツマイモや、健康的な体や代謝をサポートする海藻、健康を維持するマリーゴールドやクランベリーなど、バランスよく栄養を摂取できるのも嬉しいですね。

健康を維持するおすすめキャットフードとその理由はこちらの記事からも確認できます。

当然“グレインフリー”(穀物不使用)にもこだわっているため、従来の炭水化物過多な食事による負担も軽減してくれますよ。

価格は1袋1.5kg(約1ヶ月分)で3,960円です。市販されているフードに比べると値は張りますが、愛猫の健康は毎日の食事からという飼い主さんにはおすすめです。

もちろんご紹介した7つのポイントを満たすフードであれば問題ありませんが、安価なフードは、穀物が主原料だったり、添加物がたくさん入っていたりするのでまずは原材料をチェックしてみてくださいね。

主原料 チキン
穀物 不使用
合成添加物 不使用
賞味期限 開封後3ヶ月
内容量 1.5kg
価格 通常:3960円(税抜)
定期:3564円(税抜)

 

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
通常購入時(円) 72 121 164 203 240 275 309 341 473 403 546 678 919 1140 1347
定期購入時(円) 58 97 131 163 192 220 247 273 298 323 437 542 735 912 1078

※成猫期を想定した場合

 

おすすめ3. シンプリーキャットフード

シンプリーキャットフード

シンプリーはサーモン・ニシン・マスなど高品質なタンパク質がたっぷり73%も含まれたキャットフードです

中でも主原料に使用されている新鮮なサーモンは、高タンパクかつ低脂肪で消化吸収しやすい食材。また「オメガ3脂肪酸」が豊富に含まれており、猫が病気にかかりやすい腎臓や脂肪肝のケアをしてくれます。

また、消化しにくく消化器官に大きな負荷を与えてしまう恐れのあるトウモロコシや小麦、大麦といった穀物を一切使用していない点も高評価のポイントです。

さらにさまざまな健康リスクに配慮されており、体のコンディションを安定させるクランベリー、腸内環境を整え毛玉の排泄をサポートするオリゴ糖、腹持ちがよく消化率の高いサツマイモ、ビタミンや鉄分を多く含むニンジン・りんご・ほうれん草など、愛猫の健康維持をサポートする栄養がたっぷり詰まっていますよ。

シンプリーは猫にとって必要な栄養素を摂ることができるだけでなく、食いつきもいいキャットフードなのでぜひ一度試してみてくださいね。

主原料 サーモン
穀物 不使用
合成添加物 不使用
賞味期限 開封後3ヶ月
内容量 1.5kg
価格 通常:3960円(税抜)
定期:3564円(税抜)

 

体重ごとの1日あたりの価格

1kg 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg 8kg 9kg 10kg 15kg 20kg 30kg 40kg 50kg
通常購入時(円) 74 124 168 208 246 282 317 350 383 414 561 696 943 1170 1383
定期購入時(円) 59 99 135 167 197 226 254 280 306 331 449 557 754 936 1106

※成猫期を想定した場合

 

その他のおすすめキャットフード

 

猫に与える餌の適正量

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猫に1日に与える餌の適正量は、猫の体重1kgに対して70~80kcalと言われています。そのため、体重が5kgの猫の場合は約350~400kcalとなります。

もっと与える量について詳しく知りたい方は、関連記事をのぞいてくださいね。

 

猫の餌を与える頻度や切り替え方、食べなくなったときは

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猫に与える餌の頻度

猫に餌を与える頻度は、猫の成長ステージによって変わります。

1日に与える回数

  • 生後2~3ヶ月:1日4回
  • 生後4~6ヶ月:1日3回
  • 成猫:1日2回
  • 老猫:1日3~4回

 

猫に餌を与えるときのお皿

猫に餌を与えるときに使用するお皿は、深さがない、平らで大きなお皿がよいとされています。猫に合っていないお皿を使用すると、猫がストレスに感じてしまうので、猫の体格にあったものを選びたいですよね。もっと詳しく知りたい方は、関連記事を確認してください。

 

新しいキャットフードへの切り替え方

新しい餌に切り替えるときは、いきなり変えるのではなく、慣らすように少しずつ変えることが大切です。いきなり変えてしまうと、猫がストレスに感じて下痢などになるようです。

最初は今まで与えていたフードと新しいフードを7:3くらいの割合で与え、1週間かけながら徐々に割合を変化させることで、切り替えが上手くいくはずですよ。

 

猫がキャットフードを食べなくなったときは

ドライフードであれば、スープやぬるま湯でふやかしたり、少しあたためて香りを立たせることで食欲を高めることができます。トッピングとして、かつおぶしをかけても食いつきがあがることがあるので、試してあげてくださいね。

徐々に食べなくなる場合は

油が酸化したことが原因で食べなくなっている可能性があります。

小分けにして真空パックにしたり、小袋を買ったりなどの対策をしてみてくださいね。

 

猫の餌を手作りするなら、人間用の加工食品はNG

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人間が食べるために味付けされた食品は猫にとって塩分量が多すぎるため、与えないでください。体のつくりが大きく異なるため、たとえ人間が薄味だと感じたものでも猫に与えると危険な場合があります。

どうしても自分と同じ食事をあげたい場合は、味付けをせず、食材のまま与えてください。ただなかには、絶対に与えてはいけない食べ物もあります。

 

猫に与えてはいけない食べ物は?

猫 餌

猫に与えてはいけない食べ物12選

  • ネギ類(たまねぎ、長ネギなど)
  • ニンニク、ミョウガ、ニラ
  • カカオ類(チョコレートなど)
  • ブドウ、レーズン
  • アボカド
  • アワビ、サザエなどの貝類
  • 生魚・生イカ・生タコ
  • 非加熱の甲殻類
  • 生の豚肉
  • 牛乳
  • 生の卵白
  • アルコール

ここからは猫に与えてはいけない食べ物を以下の12項目にまとめました。いかなる場合も、これらは与えないであげてください。

その1:ネギ類(たまねぎ、長ネギなど)

猫の赤血球を破壊する成分(アリルプロピルジスルファイド)が入っており、貧血や血尿、胃腸に支障をきたします。猫には本当に危険性があるので、食べると死に至ることもあります。

その2:ニンニク、ミョウガ、ニラ

ネギ類と同じ成分が含まれているため、大量摂取すると貧血や血尿、胃腸に支障をきたすことがあります。また、ネギ類はユリ科の植物なので、チューリップなどユリ科の植物を食べることも危険です。猫を飼う家庭は、室内観賞用や庭に咲かせる花としてユリ科の植物を選ばないようにしてください。

その3:カカオ類(チョコレートなど)

カカオに含まれるデオブロミンという成分が中枢神経を刺激し、不整脈やけいれん、嘔吐を引き起こす原因になります。こちらも死に至ることもあります。

その4:ブドウ、レーズン

因果関係ははっきりしていませんが、摂取後ほどなくして嘔吐や下痢、1週間以内に腎不全を引き起こすことがあります。

その5:アボカド

果実、葉、種子に含まれるペルジンという成分が有害とされており、嘔吐や下痢を引き起こす原因になります。

その6:アワビ、サザエなどの貝類

耳の周辺に腫れ、痒みの症状が出ます。最悪の場合、壊死する可能性もあるので絶対に避けてください。加熱をすれば問題なくなります。

その7:生魚・生イカ・生タコ

猫の体内のビタミンを分解してしまう酵素が含まれています。ビタミン不足を招いてしまうことがあるので避けてください。与えてはいけない原因についてはこちらの記事でさらに詳しくまとめています。

その8:非加熱の甲殻類

生魚、生イカ、生タコと同じようにこちらにも酵素が含まれていて、ビタミン不足を招いてしまうことがあるので避けてください。

その9:豚肉などの生肉

生の豚肉には、トキソプラズマと呼ばれる寄生虫が潜んでいる可能性があります。感染すると猫の体内で成長し、体重の減少や下痢といった症状がみられます。

その10:牛乳

与えている飼い主も多い牛乳ですが、下痢を起こすことが多いです。少量なら問題ありませんが、必ずお腹をこわすようなら与えるのをやめてください。

その11:生の卵白

アビシンというタンパク質がエサとして適していません。

その12:アルコール

猫は少し摂取しただけでも、嘔吐や下痢、痙攣などの症状を引き起こすことがあります。

 

口コミや評判に騙されない!自分の目で確認する

猫 かわいい 素材

世の中には膨大な種類のキャットフードがありますが、たった7つのポイントをおさえるだけで品質をある程度は見抜くことができます。

愛猫の健康のために、ぜひ品質の良いフードを与えて健康を維持してあげてくださいね。