愛犬に与えるドッグフード、さまざまなものが販売されていますがさらに形状の種類があるのをご存知ですか?大きく分けて、水分量が少なくて固い「ドライタイプ」と、水分量が多くて柔らかい「ウェットタイプ」の2種類があります。
ドライタイプの方が販売されているものが多いこともあり、主流となっています。しかし、愛犬がドライタイプへの食いつきが悪いと、ウェットタイプを検討する方が多いかと思います。
✓ウェットタイプとドライタイプ、水分量以外に違いはある?
✓メリットやデメリットは?
✓結局どっちをあげればいいの?
このような疑問を抱いていて、いろいろ調べている最中なのではないでしょうか?これらの疑問はこの記事を読めばスッキリ解決できます!
ウェットタイプのドッグフードについて、特徴やメリット・デメリット、そしておすすめのウェットタイプのドッグフードまで、詳しく紹介しています。
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この記事でまとめたこと
ウェットタイプのドッグフードの特徴は?メリットデメリットは?

特徴は?
特徴
- 水分量が多い
- 素材の味が生かされている
ウェットタイプのドッグフードは主に「畜肉」を原料としているので、ドライタイプと比べると素材本来の風味や味が活かされています。嗜好性が高い愛犬が特に好んで食べてくれます。
約75%もの豊富な水分が含まれているので、夏場など食が進まないときの栄養と水分の補給にも適していますよ。また、殺菌された状態で缶やレトルトパウチに密封保存されているので、未開封であれば長期保存が効く点もメリットといえます。
メリットは?
- 動物性タンパク質が豊富
- 水分が多いので消化しやすい
- 食いつきが良い
缶詰ドッグフードのメリットは、「動物性タンパク質が豊富」「水分が多いので消化しやすい」「食いつきが良い」の3点です。
メリット1:動物性タンパク質が豊富に含まれている
缶詰タイプのドッグフードは、ドライタイプのドッグフードに比べて動物性タンパク質の原料となる食材の割合が多いです。カナガンドッグフードの原材料表記を見てもドライフードの60%に対し、缶詰の場合は66%となっています。
病気などでタンパク質の摂取が制限されている場合には不向きですが、そうでない場合には高タンパク質フードとして缶詰タイプはおすすめです。
メリット2:水分が多いので消化がしやすい
缶詰のドッグフードはウェットタイプとよばれる種類で、水分含有量75%以上のものを指します。
一般的に使用されているドライタイプの水分含有量は10%以下なので、水分の割合がとても高いのが特徴です。原料に含まれる水分量は消化吸収においてとても重要な役割を担っており、水分が多く含まれているほど消化性に優れます。
メリット3:食いつきが良い
缶詰タイプは原料を混ぜたあと缶詰に詰め、その後缶詰ごと殺菌して製造されるのに対し、ドライタイプでは原料を混ぜたあと加熱・加圧押出機により発泡・成型しその後乾燥・冷却という工程を行います。
缶詰タイプはドライタイプほど加工がされておらず肉本来の風味や香りが残りやすいので、食いつきがいいという特徴があります。
食欲が低下した病気の犬や高齢犬、もともと食の細い子などにおすすめです。
デメリットは?
- 痛みやすく、開封後の保存が難しい
- ドライタイプと比べると、グラムあたりの価格が高い
- 歯磨き代わりにならない
ウェットタイプのドッグフードのデメリットは、「痛みやすく、開封後の保存が難しい」「ドライタイプと比べると、グラム当たりの価格が高い」、そして「歯磨き代わりにならない」の3点です。
デメリット1:傷みやすいので開封後の保存があまりできない
開封前の品質保持期間は缶詰タイプが一番長いですが、開封してしまうと一番短くなります。
水分量が多く菌が繁殖しやすいので、開封後は出来るだけその日のうちに、遅くても2~3日以内に使い切る必要がありますよ。開封後はしっかり密封できる別の容器に移し替えて、冷蔵庫で保管するなど管理に気をつけるようにしてくださいね。
賞味期限はどのくらい?
一般的なドライタイプの賞味期限は未開封で約1年・開封後は1ヵ月程度ですが、缶詰タイプは未開封で約3年・開封後は冷蔵保存で約1日と記載されていることが多いです。
デメリット2:ドライタイプに比べてグラムあたりの値段が高い
フード名 | 価格(150gあたり) |
---|---|
カナガンドッグフード ドライ | 320円 |
カナガンドッグフード 缶詰 | 541円 |
海外から輸入する缶詰フードは、製造コストに加え輸入コストがかかるため価格が高くなります。
日本で製造する缶詰に関しては、使用できる缶の成分が決まっています。缶の成分が溶けださないよう内部にコーティングする必要があるのでコストがかさみます。
デメリット3:歯磨き代わりにならない
硬めのドライタイプと違って噛みごたえもあまりないため、ド磨き代わりにはなることはありません。それどころか、柔らかく歯にこびりつくことが多いので、歯石の増加や歯周病などの原因になりやすいです。
ウェットタイプを与えるときは、愛犬の歯をチェックしてあげる必要があります。
ウェットタイプのドッグフードの成分は?

ウェットタイプのドッグフードの成分はドライタイプと変わりません。
ドライタイプと比べて栄養素の配分率が低く、水分量が多いことが一般的です。ウェットタイプを含めて詳しいドッグフードの成分はこちらを確認くださいね。
またウェットタイプのドッグフードは傷みやすく賞味期限が早いので、添加物が多く含まれていることもあります。危険な添加物についてはこちらでまとめています。
ウェットタイプのドッグフード、選び方は?

- 年齢
- アレルギー
- 健康
ウェットタイプに限ったことではありませんが、ドックフードを選ぶときのポイントは「年齢」「アレルギー」「健康」の3つです。
ポイント1:年齢
ドッグフードは犬のライフステージ「子犬」「成犬」「老犬」ごとに適した配合の商品が販売されています。愛犬のライフステージごとに切り替える必要があります。
なぜなら、ライフステージごとでほしい栄養素の量は変わってきます。子犬であれば発達途中のため、栄養価の高いフードが望ましいです。
しかし、それを体ができあがった成犬に与えると、今度は太ったり肥満になる恐れがあります。このようなことが起こらないためにも、ライフステージごとにフードを切り替えることが重要なのです。
中には全年齢対象としたドッグフードも売られています。これらは体重と年齢によって与える量を変えるのです。
このようなフードであれば、フードの切り替えを行う必要もないため便利です。ただ、決められた量をきちんとあげるようにすることが大切です。
ポイント2:アレルギー
あなたの愛犬にはアレルギーがありますか?あるとしたら、きちんと把握してあげてますか?
把握していないようであれば、まずは愛犬のアレルギーについて知ることから始めましょう。動物病院でアレルギーの有無を診てもらうことができます。
そして、もしアレルギーがあった場合はそれらが含まれるドッグフードを与えないようにしましょう。アレルゲンとなることが多い小麦が含まれていないグレインフリーのフードや、体に害があるとされる添加物を一切使用していないフードなど、犬の健康を考えたドッグフードが多く存在しています。
愛犬の体のことを考えるなら、そのようなドッグフードを検討することをおすすめします。
ポイント3:健康
ここまででドッグフードにはドライやウェットと言った種類があると紹介しましたが、形状だけに違いがあるのではありません。愛犬の健康状態に合わせ、それに合ったドッグフードもあります。
基本的に「総合栄養食」といわれるドッグフードが一般的ですが、その他にも特定の病気に合わせ獣医師の判断を受けて与える療養食や、肥満の子のためのダイエット用などが存在します。そのため、愛犬の健康に合わせてフードを選ぶことが重要です。
これらのポイントを参考に、愛犬のためにぴったりなドッグフードを探してあげてくださいね。
人気のウェットタイプのドッグフード、おすすめは?

おすすめドッグフード
- ブッチ
- goood(グゥード)
- カナガン(缶詰タイプ)
ブッチ

「ブッチ(Butch)」は、原材料の約80%に肉類を使用しているウェットフードです。
低温かつ短時間で加工しているので、一般的な高熱処理のドッグフードでは失われがちな素材本来の風味・香りを存分に感じられるという特徴があります。
また人工添加物や穀物を一切使用しないレシピなので、愛犬の体に負担をかけませんよ。
健康を内側からサポートし細胞膜やホルモンをつくるオメガ3とオメガ6がバランスよく配合されている点も高く評価できる点です。
ブッチは、ビーフ、ラム、チキンをベースにした「ブラックレーベル」、赤身肉が苦手な愛犬にもおすすめのチキンをベースにした「ホワイトレーベル」、肉と魚をバランス良く配合した「ブルーレーベル」と愛犬の好みに合わせて選べるのも嬉しいですね。
体重ごとの1日あたりの価格
1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg | 6kg | 7kg | 8kg | 9kg | 10kg | 15kg | 20kg | 30kg | 40kg | 50kg | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格(円) | 162 | 273 | 370 | 458 | 542 | 621 | 697 | 771 | 842 | 911 | 1235 | 1532 | 2076 | 2576 | 3045 |
goood(グゥード)

gooodも「チキン」「シープ」「ホース」の3種類から選べるウェットフードで、犬の丈夫な体やつくるために必要な「動物性タンパク質」を豊富に含んでいます。特に成長期の犬におすすめですよ。
全原材料の約70%以上に使われているお肉は、加熱処理を行わないため、もともと肉食の犬本来の食事に近く、素材が持つ栄養素をしっかり摂取できます。
冷凍タイプにすることで、無着色、無香料、保存料無添加を実現しており、安心して愛犬に食べさせることができます。
Gooodは3種セットで購入することもできるので、ローテーションで与えることで栄養をバランスの良く摂取することもできますね。ぜひお試しください。
体重ごとの1日あたりの価格
1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg | 6kg | 7kg | 8kg | 9kg | 10kg | 15kg | 20kg | 30kg | 40kg | 50kg | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格(円) | 154 | 259 | 351 | 435 | 514 | 590 | 662 | 732 | 799 | 865 | 1172 | 1454 | 1971 | 2445 | 2891 |
カナガンウェット

おすすめは、イギリス産のプレミアムグレインフリードッグフード「カナガン」の缶詰(ウェットタイプ)です。犬にとって理想的な栄養バランスを実現するドライフードと同様、栄養価の高いレシピとなっています。
上質なチキンがたっぷり65%も配合されており、愛犬も喜ぶワンランク上の美味しさですよ。
その他、お腹の健康をサポートする食物繊維がたっぷりのサツマイモやリンゴ、美しい皮膚や被毛を維持するオメガ3脂肪酸が豊富なサーモンオイルなども配合され、ドライタイプのトッピングとしてはもちろん、主食として食べさせることもできます。
400gの3缶セットで3960円とドライタイプと比べるとやや割高ですが、定期コースやまとめ買いを利用すれば、お得に購入することができます。
食いつきは抜群のごちそう缶詰なので、ドライタイプの食いつきが悪い子には試してみることをおすすめします。
体重ごとの1日あたりの価格
1kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg | 6kg | 7kg | 8kg | 9kg | 10kg | 15kg | 20kg | 30kg | 40kg | 50kg | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格(円) | 378 | 635 | 860 | 1067 | 1262 | 1446 | 1624 | 1795 | 1960 | 2121 | 2875 | 3567 | 4835 | 5999 | 7092 |
デメリットも把握して愛犬の健康を守ってあげよう!

ウェットタイプのドックフードは様々なメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあることを忘れてはいけません。フードの種類や栄養成分値、添加物の有無に加えて、メリット・デメリットを把握して最適なものを選んであげましょう。
また、犬は自分で食べるものを選べないからこそ、飼い主が愛犬の健康を守ってあげてくださいね。
ウェットタイプではありませんが、おすすめのドッグフードはこちらの記事にまとめています。ドライタイプで食いつきが悪かったらウェットタイプにするのも手ですが、フード自体を見直してみるのも大切です。
愛犬のフード選びの参考にしてみてください。
ドッグフード選びで悩んだらこれで間違いなし!
おすすめ10選をご紹介

132種類のドッグフードを徹底分析!その中でもpepy編集部がおすすめする安全で安心なドッグフード10選を詳しく紹介しています。
他にもドッグフードの選び方や与え方などの情報も公開中!
- ドッグフードの作り方
- おすすめの選び方
- 安全なドッグフード
- グレインフリーのドッグフード
- 無添加のドッグフード
- オーガニックのドッグフード
- 国産のドッグフード
- ダイエット用ドッグフード
- 犬の大きさで選ぶ
- 小型犬用のドッグフード
- 大型犬用のドッグフード
- 犬の年齢で選ぶ
- パピー用のドッグフード
- シニア用のドッグフード
- 犬の症状で選ぶ
- アレルギー向けのドッグフード
- 尿路結石向けのドッグフード
- 原材料で選ぶ
- 鹿肉のドッグフード
- サーモンのドッグフード
- 低脂肪のドッグフード
- 形状で選ぶ
- ドライフードのドッグフード
- セミモイストのドッグフード
- 缶詰のドッグフード
- キャンペーンで選ぶ
- 返金保証付きドッグフード
- 高コスパのドッグフード
- サンプルがあるドッグフード
- 市販でおすすめのドッグフード